石垣島レモン2021-01-15T23:54:37+09:00「石垣島レモン」のオーチャードの森JUGEMレイシhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071612014-06-16T17:14:35+09:002014-06-16T08:14:35Z2014-06-16T08:14:35Z今年もレイシ(ライチ)がなりました。
真っ赤なおおきな実です。
大ぶりの実には、たっぷりの甘い果汁が乗っています。
収穫後、足が速く、真っ赤なルビー色が黒くなります。
収穫したら、食味が落ちますので、すぐ食べるのが美味しく食べるコツです。...tiida-tumoru果樹
真っ赤なおおきな実です。
大ぶりの実には、たっぷりの甘い果汁が乗っています。
収穫後、足が速く、真っ赤なルビー色が黒くなります。
収穫したら、食味が落ちますので、すぐ食べるのが美味しく食べるコツです。
数年後には、出荷できるかなぁ・・・
根が浅く、台風などの強風に弱いので、丈夫に育ってくれるのを期待しています。
]]>マスカット べりーAhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071602014-06-07T14:27:00+09:002014-06-07T05:56:13Z2014-06-07T05:27:00ZマスカットベリーAに初めて実がつきました。
2009年に、山葡萄の花粉用に植えたベリーAですが、葉が虫に食われ、チリチリとなって枯れたと思い込み、忘れていたのですが、2012年、葉が少し元気になって復活。
そして、今年、初めて実がつきました。
こん...tiida-tumoruトピックス
2009年に、山葡萄の花粉用に植えたベリーAですが、葉が虫に食われ、チリチリとなって枯れたと思い込み、忘れていたのですが、2012年、葉が少し元気になって復活。
そして、今年、初めて実がつきました。
こんなことってあるんですね。
植物が、香りを放出して昆虫を呼び寄せるのはよく知られていますが、香りの役割は、逆に昆虫を忌避する役割も持っています。
こちらは、全く食害の跡がない山葡萄リュウキュウガネブ。
こちらはベリーA
かなり虫に食われ、スカスカの様子です。しかし、すべてではありません。
自分の力で環境に適した”生きる知恵”〜この場合は、昆虫の嫌いな香りの放出〜を期待したところです。
もちろん、このような能力を持つには、長い時間が必要となるでしょう!
辛抱強く、待ちたいと思います。
今回は、ベリーAの開花とリュウキュウガネブの開花時期が異なったため、リュウキュウガネブの実には、何の変化もありませんでしたが、来年は、リュウキュウガネブの花に、ベリーAの花粉が受粉して実が大きくなればいいなぁ!!
]]>ララ 7歳http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071592014-05-11T16:19:00+09:002014-05-11T07:23:20Z2014-05-11T07:19:00Zくちなしの花が散って、イジュの花が咲き、梅雨を迎えました。
あでやかなイジュの花、芳香は、しっとりとおだやか。
初夏の花です。
こちらはコンロンカ。
黄色と白のコーディネートが鮮やかです。
ラブラドールレトリバーのララが7歳の誕生日を迎えま...tiida-tumoruララ
あでやかなイジュの花、芳香は、しっとりとおだやか。
初夏の花です。
こちらはコンロンカ。
黄色と白のコーディネートが鮮やかです。
ラブラドールレトリバーのララが7歳の誕生日を迎えました。
月日の経つのは本当に早いものです。
寄る年波か??これまでは、軽四のトラックにひょいと飛び乗っていたのですが、逡巡するようになり、じっと哀れな目で見るようになったのです。
そこで、台を作り乗りやすいようにしました。
ところが、降りるときは、台の上に降りるのを嫌がるので、抱えて下していたら、右肩を痛めてしまいました。
30kgもありますからねぇ。
犬も私も、年齢にはかないません。
近くの滝で、水遊びが大好きです。
あっさりした性格で、帰ろうかと言うといそいそと帰り支度。
手がかからず、おっとりしています。
いつもでも元気で、遊ぼうね!!
]]>アボカドの蕾http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071582014-05-06T09:33:00+09:002014-05-06T00:55:01Z2014-05-06T00:33:00Zアボカドの花が散って、小さな蕾を残してくれました。
アボカドは、1花序に数百の白い花をつけます。結果するのは、1万花に1果程度と非常に少ないのが特徴です。
それもそのはず、訪花昆虫が極めて少ないんです。
レモンの花には蜂が、レイシの花には小バエが...tiida-tumoru果樹
アボカドは、1花序に数百の白い花をつけます。結果するのは、1万花に1果程度と非常に少ないのが特徴です。
それもそのはず、訪花昆虫が極めて少ないんです。
レモンの花には蜂が、レイシの花には小バエが集まり、なぜか虫には、それぞれ好みの花があるようです。
ところが、アボカドは、その虫がなかなか集まらないんです。
蜂は、レモンやシークワーサーに集中し、目もくれません。
なおかつ、アボカドには、雌しべと雄しべのステージにAタイプとBタイプとがあります。
Aタイプは、午前中に開花して雌しべが受精体制となり、午後には花弁を閉じ、翌日の午後再び開花して雄しべから花粉が放出されます。
虫眼鏡でよく見ると、雄しべの位置でそれを知ることができます。Bタイプは、その逆となります。
このタイプをよく観察すると、気温が一定の時には、規則正しい順番となるのですが、気温が急に下がったりすると、この順番が狂います。
ところが、品種によって、気温の低下によるステージの影響に差があることがわかりました。
なかなか、微妙な果樹ですねぇ。
新葉が展開し瑞々しい樹勢です
ちなみに、今回、人工授粉を試みたのですが、結果はうまくいきませんでした。
人工授粉が、うまくいったという友人もいて、真偽は、今後に持ち越されます。
]]>ピタンガ 熟すhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071572014-04-29T14:57:00+09:002014-04-29T06:00:54Z2014-04-29T05:57:00Zピタンガが熟しています。
その味を表現するのが、本当に難しいんです。
類を見ない味なのです。
でも、決して不味くありません。
ジューシーで果実の味です。
ピタンガは、フトモモ科の常緑低木で、ブラジル原産です。
ほとんどのピタンガは、樹脂臭が...tiida-tumoru果樹
その味を表現するのが、本当に難しいんです。
類を見ない味なのです。
でも、決して不味くありません。
ジューシーで果実の味です。
ピタンガは、フトモモ科の常緑低木で、ブラジル原産です。
ほとんどのピタンガは、樹脂臭が強く、生食には適さないんですが、品種を選べば”摩訶不思議なテイスト”を味わうことができます。ただし、ピタンガは熟す寸前まで樹脂臭があり、果実は、風に弱く皮は極めて薄いため、栽培している現地でしか真味を味わうことはできません。
収穫後に、側枝を切り返し剪定し、短果枝に花芽をつけさせます。
太陽が大好きなので、株元までしっかりと光が届くよう、間引き剪定も同時に行います。
石垣島では、1年に2回、春と秋に収穫できます。
ブラジル原産のピタンガは、太陽のサクランボなんですね!!]]>ホワイトサポテの剪定http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071562014-04-16T16:23:00+09:002014-04-16T07:36:10Z2014-04-16T07:23:00Z今年は、おかしいです。
レモンの花が1〜2月に満開となったり、12月から2月にかけて花が咲くセンリョウがいまだに咲いていたりとか、とにかく、異変が起こっています。
ホワイトサポテは、2月〜3月頃、花が咲くのですが、今年は、花粉のないスマザーズと言う品種で、と...tiida-tumoru果樹
レモンの花が1〜2月に満開となったり、12月から2月にかけて花が咲くセンリョウがいまだに咲いていたりとか、とにかく、異変が起こっています。
ホワイトサポテは、2月〜3月頃、花が咲くのですが、今年は、花粉のないスマザーズと言う品種で、とうとう花が咲きませんでした。
北緯24度、亜熱帯に属する石垣島。熱帯と温帯気候の狭間にあって、気象変動を最も受けやすいのかもしれません。
特に、植物は、気象変動を直接に受けるので、かつてない異常状態となりやすいと思われます。
ホワイトサポテは、ミカン科の常緑樹で、樹勢が強いので、下垂して栽培します。
テイストは、不思議な甘さに満ちています。
アステカの現地語でサポテトは、美味しい果物を意味するそうです。
「熱帯果樹を楽しむツアー」でよく聞かれるのが、「どんな味なんですか?」
実は、似たような味がないから、この質問が答えるのに一番難しいです。
本来、7月、収穫後に剪定をするのですが、今年は、早めに剪定し、来年に期すことにします。
剪定前
剪定後
こちらは、花粉ないスマザーズに花粉のあるモルツビーを接木
]]>ミリバhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071552014-04-09T14:29:16+09:002014-04-09T05:29:16Z2014-04-09T05:29:16Zオーチャードフォレストに新しい仲間が加わりました。
ブラジル原産のミリバです。
ミリバは、バンレイシ科ロニリア属の高木です。
形は、アテモヤによく似ています。
ブラジルでは、「伯爵夫人の果物」と呼ばれ、熱帯アメリカ産のバンレイシ科の中でももっとも...tiida-tumoru果樹
ブラジル原産のミリバです。
ミリバは、バンレイシ科ロニリア属の高木です。
形は、アテモヤによく似ています。
ブラジルでは、「伯爵夫人の果物」と呼ばれ、熱帯アメリカ産のバンレイシ科の中でももっとも美味とされています。
実際の食味は、酸味が程よく効いているとのことです。
写真ではわかりににくいですが、右側から枝が出て、ポンドアップルの台木と形成層を合わせます
今回の苗は、ポンドアップルの台木に寄せ接ぎをしたものです。
直根が伸びて、台風に強い木となります。
植えてすぐ、低気圧の通過に伴い大きな葉が落ちましたが、
最近では、新しい芽が出てきています。
地から強い新芽です
ビリバは、雌雄異熟型の果物です。
1日ごとに雌花と雄花が入れ替わるそうです。
雄花の花粉を取って、冷蔵庫で保管し、翌日、雌花に人工授粉させる必要があります。
写真下の枝は、元々の枝、接合部が膨らんできたら、接木テープを外すときに切り取ります(あと1ケ月後くらい)
樹形は、開心型とし、剪定は、アテモヤと似るようです。
早ければ、3年後に、食べられるかなあ!!
ララちゃんが少し写ってしまいました
]]>シークワーサーの開花http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071542014-02-27T10:32:16+09:002014-02-27T01:32:16Z2014-02-27T01:32:16Zシークワーサーが開花しました。
レモンのカンキツの匂いに、シークワーサーの甘い匂いが加わり、石垣島に短い春がやってきました。
シークワーサーの小さな白い花、びっしりと枝につきます。
春が季節の中で、一番好きです。
レモンやシークワーサーの花が咲き...tiida-tumoru果樹
レモンのカンキツの匂いに、シークワーサーの甘い匂いが加わり、石垣島に短い春がやってきました。
シークワーサーの小さな白い花、びっしりと枝につきます。
春が季節の中で、一番好きです。
レモンやシークワーサーの花が咲き、カンキツの清々しい匂いに包まれる時、これがプレシャスなんだなぁと感じます。
新しい葉が、きれいな緑色となって、春の光を受けます。
蜂も忙しそうに飛び回っています。
石垣島は、短い春を経て、初夏(ウリズン)を迎え、原色の強い緑に覆われます。
そして、強烈な太陽を受け、力いっぱい生命を育みます。]]>リンゴ&レモンのコンポート風ジャムhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071532014-02-12T16:14:00+09:002014-02-12T07:25:39Z2014-02-12T07:14:00Zリンゴとレモンのコンポート風ジャムを作りました。
この季節、低気圧が接近すると、情け容赦なく、横殴りの雨が強く降り、果樹園での作業は中止です。
今回は、リンゴとレモンの取り合わせです。
甘さを抑えた、美味しいジャムができました。
材料
・紅玉 1個...tiida-tumoru加工品
この季節、低気圧が接近すると、情け容赦なく、横殴りの雨が強く降り、果樹園での作業は中止です。
今回は、リンゴとレモンの取り合わせです。
甘さを抑えた、美味しいジャムができました。
材料
・紅玉 1個(中程度)
・レモン 1個(小) *冷凍のレモンを使用
・グラニュー糖 リンゴの重量の30%程度
・水 100?
作り方
1.リンゴを4つ切りにして芯を取ります。
2.さらにリンゴを2等分し、縦に4つに切ります。(つまり8つ切りの4等分)
3.レモンのヘタを取って半分に割り、皮をはがします。
4.皮にワタがくっついているので、包丁ではがします。
5.レモンの実を適当に輪切りにし、皮を細切りにします。
6.ホウロウの鍋に材料と砂糖、水を入れ蓋をして5分ほど弱火にかけます。
7.蓋を取って、アクを取ながら木のヘラで焦がさないようかき回し、中火で20分ほど煮たら完成。
冷凍のレモンは、ワタが皮にくっついているので、ワタを取り除くのも楽ちんです。
リンゴとレモンの絶妙なバランス!!
やみつきになります。]]>レモンの花http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071522014-02-01T15:40:00+09:002014-02-01T06:47:46Z2014-02-01T06:40:00Zレモンの花が咲き乱れています。
昨年11月下旬より、寒い日が続き、12月中旬から雨が多く、1月からは逆に暖かな日に恵まれ、レモンの花が咲くようになりました。
例年より1ケ月、または2ケ月、早い開花です。
レモンの花
実は、早春のレモンの花が咲く...tiida-tumoru果樹
昨年11月下旬より、寒い日が続き、12月中旬から雨が多く、1月からは逆に暖かな日に恵まれ、レモンの花が咲くようになりました。
例年より1ケ月、または2ケ月、早い開花です。
レモンの花
実は、早春のレモンの花が咲くころが一番好きです。
春芽が出てくるのを見ると、今年も元気なんだなぁと思います。
新緑がきれいで、レモンの花がさわやかな芳香を伴って、咲き乱れます。
受粉したレモンの蕾
例年ですと、蜂や蝶々が群れ飛ぶのですが、ことしは、まだ、です。
地球温暖化により樹木だけが顕著に影響を受けているということなんでしょうか!
ヘアリーベッチの草生栽培
これが収穫にどのように影響するか?
露地栽培にこだわり、自然と共生したいと思っているので、興味が尽きません。
ララちゃんも気持ち良さそう
暖かな石垣島の冬です。]]>敷藁http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071512014-01-20T13:05:00+09:002014-01-20T04:11:49Z2014-01-20T04:05:00Z製糖工場から白い煙が上がって、いよいよ稼働開始です。
周辺には、あまい匂いが漂います。
この時期、敷き藁用にサトウキビの葉柄を購入し、果樹の株元に敷きつめます。
1束250円。
8束を敷くのに、約3時間。かなり、使いがいがあります。
実は、一昨...tiida-tumoru果樹
周辺には、あまい匂いが漂います。
この時期、敷き藁用にサトウキビの葉柄を購入し、果樹の株元に敷きつめます。
1束250円。
8束を敷くのに、約3時間。かなり、使いがいがあります。
実は、一昨年までこの葉柄を使っていたのですが、昨年は、緑草栽培の草を敷き藁の代わりにと思ったのですが、株元には夏草が生え、雑草取りに追われる始末。
やはり、敷き藁には、サトウキビがベストのようです。
ララも手伝ってくれれば良いのですが・・・
この敷き藁、かなり圧縮されていますので、ほぐして敷きます。
厚いと雨が地中に入らないので、適切な厚みで敷くことが重要です。
適度な厚みは、果樹によって異なります。
乾燥に強いレモンはかなり厚く、アボカドは乾燥に弱いため、薄くする必要があります。
いずれにしても、植物の状況、気象状況を見ながら、臨機応変に対応することが大切です。]]>ツアー 熱帯果樹を楽しむhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071502014-01-01T11:00:20+09:002014-01-01T02:00:20Z2014-01-01T02:00:20Zツアー“熱帯果樹を楽しむ”
それは、全くの偶然だった。
50歳を幾分超したある年の正月、何気なくテレビを見ていた私は、やがて画面を食い入るように見つめることとなった。そこに映し出されていたのは、石垣島の圧倒的な迫力で迫る自然の光景だった。テレビが、デフォ...tiida-tumoruトピックス
それは、全くの偶然だった。
50歳を幾分超したある年の正月、何気なくテレビを見ていた私は、やがて画面を食い入るように見つめることとなった。そこに映し出されていたのは、石垣島の圧倒的な迫力で迫る自然の光景だった。テレビが、デフォルメで成り立っているとはいえ、それを凌駕する石垣島の輝きであった。
番組では、石垣島にUターンした方を中心に自然と調和した暮らしが描かれていた。私は、ネットで調べ、その方と連絡を取った。幾通のやり取りをし、日程を調整し、石垣島に降り立ったのは、春であった。
レンタカーを走らせると、春の暖か過ぎる陽光と強い磯の匂いがやってきた。それは、どこか懐かしいふるさとの匂いでもあった。私の故郷は、名高いリアス式海岸の町だった。高度成長のもとで破壊されつくした美しく豊かな海辺。コンクリートの厚い壁が、海岸を覆い、匂いまでも消し去った。便利な生活をすべての人が手に入れたが、その代償は少なくなかった。
島からの風が、ひらひらと心に舞い降りた“そうだ石垣島に住もう”
漠然と東京に住み続けることに不安を感じていた私に、躊躇はなかった。
それから定年後の青写真作りが始まる。
終の棲家を石垣島とし、定年退職後の長い人生、何をやるかが問題である。仕事一筋人間の私に、これと言った趣味はない。定番の焼き物作り、これは3ケ月で止めた。自分のイメージと出来上がったものの差が余りにも大きかったのである。パン教室・キャンドル作りそして今でも続けている蕎麦打ち、だが、どれも他人のお仕着せのようで、自分のオリジナリティーではない。
生涯働き続ける何かを模索した。体を動かし、時間を忘れ、熱中できるもの。体力の続く限り継続できるもの。努力の結果が形となって現れるもの。還暦間近の手習いでも何とかなりそうだと思い至ったのが果樹栽培である。
定年退職の後、石垣島に移住した。
しかし、農業未経験、植物にさほど興味を持ったことのない私にとって、果樹栽培への道は険しかった。最初の関門は、専門書を読んでも、内容が全く頭に入ってこない。もちろん日本語はわかるのだが、感覚がついていけない、異次元の世界であった。来る日も来る日も専門書を読み漁る日が続いた。
そんな試行錯誤の時期、熱研の先生から、「苗は自ら作るもの」と教えていただいた。ウイルスを園内に持ち込まないことは無論、病害虫に遭っても微妙な変化しか起こさない果樹。その細かな症状を発見して対策する。そのためには、注視し、想像力をめぐらせるしかない。市販の苗を買って枯れさせても、また買えばいいと思えば注意力は激減する。私は、先生の言葉をこのように解釈している。
石垣島の中央部に運よく果樹栽培に適した土地を手に入れることができた。
次は、何を栽培するかである。そんな折、果樹栽培数十年の師匠と出会った。実践を通じて私の果樹栽培技術は飛躍的に向上した。果樹栽培は、きわめて高いノウハウの塊である。専門書と実践とを行わなければならないと実感した。
そして出会ったのが、レモンである。それまで、スーパーなどで売っている市販のレモンしか食べたことのない私にとって、それは驚きのテイストであった。「これがレモン?!」
このレモンは、1050年代、ハワイ大学のヘンリー仲宗根博士が、当時ハワイ大学で栽培していたマイヤーレモン(オレンジとレモンの交配種)の枝をもって石垣島を来島した。これをシークワーサーに接ぎ木し、たわわに実るようになったという。沖縄出身三世の博士。復興にかける情熱は並々ならぬものがあったという。
このレモンは、美味しさもさることながら病害虫や強風にも強く、石垣島で栽培するのに最適のレモンであることが分かった。現在、この優良品種のレモンを有機栽培によってさらに高品質にし、送料着払いでネット販売し、完売状態が続いている。
一方、専門書を読みながら、植物の生態を自分なりにまとめるのには、7年の歳月を必要とした。それは、植物が進化の過程で得た生存するための機能の発見でもあった。誰でも理解できるわかりやすい表現で、合理的で巧緻な植物の生存への適応力を紹介することが次のテーマとなった。
そして、熱帯果樹を実際に触って、植物の生きる知恵を紹介するツアーを開始した。ゲストの方々から「エーッ」と言う驚きの声を聴くのが楽しみである。
果樹園では、今日もさわやかな風が吹いている。
植物の蒸散による気化熱で真夏でもクーラーはいらない。これも植物の力だ。
静謐な時がゆっくりと流れ、四季折々様々な果樹が楽しめる。植物と共生し、感謝する日々だ。
]]>珈琲 されど コーヒーhttp://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071492013-11-27T17:05:00+09:002013-11-27T08:12:44Z2013-11-27T08:05:00Zコーヒー講座〜コーヒーで世界一周〜と言うのがあり、出かけてみました。
6種類のコーヒーを飲みながら、プロのうんちくを聞きます。
「なるほど」の連発。
さすがに、奥が深いです。
珈琲は、北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトで栽培される熱帯植物。
中で...tiida-tumoruトピックス
6種類のコーヒーを飲みながら、プロのうんちくを聞きます。
「なるほど」の連発。
さすがに、奥が深いです。
珈琲は、北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトで栽培される熱帯植物。
中でも、標高の高い日格差のあるところのコーヒーは、果実が大きくなったり、小さくなったりで、品質が良くなるという。
テイストは、苦みと酸味のバランス、フレーバーなどで味の奥行がかわる。
美味しいコーヒーは、冷めてもおいしい。
など、目からうろこでした。
また、焙煎も窯にもよりますが17分から20分の間で
ミディアム 酸味9:苦み1
ハイ
シティ
フルシティ
フレンチ
イタリアン 酸味1:苦味9
とに分類されるほど、こまやかです。
私が気に入ったのは、スマトラ島のマンデリン。
パンチの利いた苦味と独特のフレーバーが秀逸です。
石垣島の果樹園で、お気に入りの音楽聞きながら、マンデリンの甘い香りに酔いしれる・・・至福のひと時です。
私にとって、もっともお気に入りのコーヒーを探す講座となりました。
]]>ツアー”熱帯果樹を楽しむ”http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071482013-10-10T09:13:00+09:002013-10-10T00:37:48Z2013-10-10T00:13:00Zツアー”熱帯果樹を楽しむ”開始しました。
日ごろ、何気なく接している植物ですが、その生態は、アメイジングな世界です。
植物と全く縁のなかった私が、定年退職を機に飛び込んだ果樹栽培の世界。
専門書を読んでも内容が全く分からず、見よう見まねの日々でしたが...tiida-tumoruトピックス
日ごろ、何気なく接している植物ですが、その生態は、アメイジングな世界です。
植物と全く縁のなかった私が、定年退職を機に飛び込んだ果樹栽培の世界。
専門書を読んでも内容が全く分からず、見よう見まねの日々でしたが、初歩から教えてくれる師匠にも出会え、初心から植物と向き合うことにしました。
急がば回れ、基本が大切なんですね。
しかし、書物を見ても、高度な専門書やありきたりの初心向けの本ばかりで、自分に適した書物はなかなか見つかりません。
少しずつ、知識を広め、実践を行い、植物の驚異に満ちた世界を伺うことが少しできるようになりました。
神経や脳を持たない植物が、環境への進化の過程で得た合理的で巧緻な生存への適応性。
それは、見事と言うほかありません。
熱帯果樹を見て、触って、楽しみながら、植物の生きる知恵を学ぶツアーです。
そんなツアーでは、質問が飛び交います。
緊張の一瞬ですが、広範囲な植物の世界をすべてこたえられるはずもなく、難解な質問には、素直に「わかりません」と答え、後日、速やかに分かった回答をお知らせすようにしています。
先日の質問
アボカドの原産地は?
・メキシコから中米にかけての地域が原産地です。
洞窟から発見された化石により、メキシコでは1万年前より食用とされていました。
メキシコの先住民は、アボカドの選別(優良種をを残す品種改良)を行い、1499年スペイン人が、初めてメキシコでアボカドを目にしたときは、すでに、メキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系に分かれていたそうです。
当園で目にしたアボカドは、西インド諸島系とグアテマラ系の2種類です。
メロン大の美味しい完熟アボカドは格別です。
質問 年輪の形成層との関係
植物は、大気中から取り込んだ二酸化炭素土地中からの水を太陽のエネルギーで分解して成長します。(光合成)
太陽から受けるエネルギーは緯度によって異なります。
赤道付近の地表面では、年間を通りてほぼ同じエネルギーを受け取ります。
一方、緯度が大きくなると、夏と冬ではエネルギー量が大きく異なります。
太陽エネルギーによって成長に差が出てまいります。
成長が旺盛な時期と停滞する時期が交互に繰り返すことで年輪ができるのです。
赤道付近の植物では、年輪はできません。
緯度20〜50°の地帯で年輪が形成されます。
石垣島の緯度は北緯24度、年輪が目立たないわけですね。
ご指摘のように、細胞分裂を繰り返す形成層は、気温の高い夏に活発になり、冬にはその動きが鈍ります。
夏に作られた細胞は大きく、冬は小さな細胞となることからはっきりとした年輪となるのですね。
折からバナナの苞が出蕾し、グッドタイミングでした。
質問をいただくことで、引き出しの数が増えます。]]>石垣島レモン 完売http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=11071472013-09-27T15:02:00+09:002013-09-27T06:18:32Z2013-09-27T06:02:00Z今年も石垣島レモン 完売いたしました。
多くのリピーターの皆様、本当にありがとうございました。
昨年9月末、今年7月中旬、いずれも風速50mを超える大型台風の直撃を受けながら、何とか昨年並みの収穫量を確保できました。
春に花をつけ、小さな蕾がだ...tiida-tumoruトピックス
多くのリピーターの皆様、本当にありがとうございました。
昨年9月末、今年7月中旬、いずれも風速50mを超える大型台風の直撃を受けながら、何とか昨年並みの収穫量を確保できました。
春に花をつけ、小さな蕾がだんだんと大きくなり、大きくなる実を見守るのは、素晴らしいことです。
今年の夏は、記録的な少雨でした。
炎天下の灌水は欠かせません。
たかが水やりとお思いでしょうが、炎天下の水やりを2時間も続けていると、頭がぼうーとしてきます。
そしていよいよ、8月、待望の出荷を迎えます。
よくぞ育ってくれたものです。
そして、お待ちになっているお客様のもとに。
今年は、正月早々、予約が入り、熱狂的なリピーターの皆さんに支えられています。
ご注文が、やる気に拍車をかけます。
ありがたいことです。
目指すは、世界一のレモン。
品質向上にさらに研鑚してまいります。
ご注文、ありがとうございました。]]>