石垣島レモン
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「石垣島レモン」のオーチャードの森
ja
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レイシ
今年もレイシ(ライチ)がなりました。
真っ赤なおおきな実です。
大ぶりの実には、たっぷりの甘い果汁が乗っています。
収穫後、足が速く、真っ赤なルビー色が黒くなります。
収穫したら、食味が落ちますので、すぐ食べるのが美味しく食べるコツです。...
真っ赤なおおきな実です。
大ぶりの実には、たっぷりの甘い果汁が乗っています。
収穫後、足が速く、真っ赤なルビー色が黒くなります。
収穫したら、食味が落ちますので、すぐ食べるのが美味しく食べるコツです。
数年後には、出荷できるかなぁ・・・
根が浅く、台風などの強風に弱いので、丈夫に育ってくれるのを期待しています。
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果樹
2014-06-16T17:14:35+09:00
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マスカット べりーA
マスカットベリーAに初めて実がつきました。
2009年に、山葡萄の花粉用に植えたベリーAですが、葉が虫に食われ、チリチリとなって枯れたと思い込み、忘れていたのですが、2012年、葉が少し元気になって復活。
そして、今年、初めて実がつきました。
こん...
2009年に、山葡萄の花粉用に植えたベリーAですが、葉が虫に食われ、チリチリとなって枯れたと思い込み、忘れていたのですが、2012年、葉が少し元気になって復活。
そして、今年、初めて実がつきました。
こんなことってあるんですね。
植物が、香りを放出して昆虫を呼び寄せるのはよく知られていますが、香りの役割は、逆に昆虫を忌避する役割も持っています。
こちらは、全く食害の跡がない山葡萄リュウキュウガネブ。
こちらはベリーA
かなり虫に食われ、スカスカの様子です。しかし、すべてではありません。
自分の力で環境に適した”生きる知恵”〜この場合は、昆虫の嫌いな香りの放出〜を期待したところです。
もちろん、このような能力を持つには、長い時間が必要となるでしょう!
辛抱強く、待ちたいと思います。
今回は、ベリーAの開花とリュウキュウガネブの開花時期が異なったため、リュウキュウガネブの実には、何の変化もありませんでしたが、来年は、リュウキュウガネブの花に、ベリーAの花粉が受粉して実が大きくなればいいなぁ!!
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トピックス
2014-06-07T14:27:00+09:00
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ララ 7歳
くちなしの花が散って、イジュの花が咲き、梅雨を迎えました。
あでやかなイジュの花、芳香は、しっとりとおだやか。
初夏の花です。
こちらはコンロンカ。
黄色と白のコーディネートが鮮やかです。
ラブラドールレトリバーのララが7歳の誕生日を迎えま...
あでやかなイジュの花、芳香は、しっとりとおだやか。
初夏の花です。
こちらはコンロンカ。
黄色と白のコーディネートが鮮やかです。
ラブラドールレトリバーのララが7歳の誕生日を迎えました。
月日の経つのは本当に早いものです。
寄る年波か??これまでは、軽四のトラックにひょいと飛び乗っていたのですが、逡巡するようになり、じっと哀れな目で見るようになったのです。
そこで、台を作り乗りやすいようにしました。
ところが、降りるときは、台の上に降りるのを嫌がるので、抱えて下していたら、右肩を痛めてしまいました。
30kgもありますからねぇ。
犬も私も、年齢にはかないません。
近くの滝で、水遊びが大好きです。
あっさりした性格で、帰ろうかと言うといそいそと帰り支度。
手がかからず、おっとりしています。
いつもでも元気で、遊ぼうね!!
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ララ
2014-05-11T16:19:00+09:00
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アボカドの蕾
アボカドの花が散って、小さな蕾を残してくれました。
アボカドは、1花序に数百の白い花をつけます。結果するのは、1万花に1果程度と非常に少ないのが特徴です。
それもそのはず、訪花昆虫が極めて少ないんです。
レモンの花には蜂が、レイシの花には小バエが...
アボカドは、1花序に数百の白い花をつけます。結果するのは、1万花に1果程度と非常に少ないのが特徴です。
それもそのはず、訪花昆虫が極めて少ないんです。
レモンの花には蜂が、レイシの花には小バエが集まり、なぜか虫には、それぞれ好みの花があるようです。
ところが、アボカドは、その虫がなかなか集まらないんです。
蜂は、レモンやシークワーサーに集中し、目もくれません。
なおかつ、アボカドには、雌しべと雄しべのステージにAタイプとBタイプとがあります。
Aタイプは、午前中に開花して雌しべが受精体制となり、午後には花弁を閉じ、翌日の午後再び開花して雄しべから花粉が放出されます。
虫眼鏡でよく見ると、雄しべの位置でそれを知ることができます。Bタイプは、その逆となります。
このタイプをよく観察すると、気温が一定の時には、規則正しい順番となるのですが、気温が急に下がったりすると、この順番が狂います。
ところが、品種によって、気温の低下によるステージの影響に差があることがわかりました。
なかなか、微妙な果樹ですねぇ。
新葉が展開し瑞々しい樹勢です
ちなみに、今回、人工授粉を試みたのですが、結果はうまくいきませんでした。
人工授粉が、うまくいったという友人もいて、真偽は、今後に持ち越されます。
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果樹
2014-05-06T09:33:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107157
ピタンガ 熟す
ピタンガが熟しています。
その味を表現するのが、本当に難しいんです。
類を見ない味なのです。
でも、決して不味くありません。
ジューシーで果実の味です。
ピタンガは、フトモモ科の常緑低木で、ブラジル原産です。
ほとんどのピタンガは、樹脂臭が...
その味を表現するのが、本当に難しいんです。
類を見ない味なのです。
でも、決して不味くありません。
ジューシーで果実の味です。
ピタンガは、フトモモ科の常緑低木で、ブラジル原産です。
ほとんどのピタンガは、樹脂臭が強く、生食には適さないんですが、品種を選べば”摩訶不思議なテイスト”を味わうことができます。ただし、ピタンガは熟す寸前まで樹脂臭があり、果実は、風に弱く皮は極めて薄いため、栽培している現地でしか真味を味わうことはできません。
収穫後に、側枝を切り返し剪定し、短果枝に花芽をつけさせます。
太陽が大好きなので、株元までしっかりと光が届くよう、間引き剪定も同時に行います。
石垣島では、1年に2回、春と秋に収穫できます。
ブラジル原産のピタンガは、太陽のサクランボなんですね!!
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果樹
2014-04-29T14:57:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107156
ホワイトサポテの剪定
今年は、おかしいです。
レモンの花が1〜2月に満開となったり、12月から2月にかけて花が咲くセンリョウがいまだに咲いていたりとか、とにかく、異変が起こっています。
ホワイトサポテは、2月〜3月頃、花が咲くのですが、今年は、花粉のないスマザーズと言う品種で、と...
レモンの花が1〜2月に満開となったり、12月から2月にかけて花が咲くセンリョウがいまだに咲いていたりとか、とにかく、異変が起こっています。
ホワイトサポテは、2月〜3月頃、花が咲くのですが、今年は、花粉のないスマザーズと言う品種で、とうとう花が咲きませんでした。
北緯24度、亜熱帯に属する石垣島。熱帯と温帯気候の狭間にあって、気象変動を最も受けやすいのかもしれません。
特に、植物は、気象変動を直接に受けるので、かつてない異常状態となりやすいと思われます。
ホワイトサポテは、ミカン科の常緑樹で、樹勢が強いので、下垂して栽培します。
テイストは、不思議な甘さに満ちています。
アステカの現地語でサポテトは、美味しい果物を意味するそうです。
「熱帯果樹を楽しむツアー」でよく聞かれるのが、「どんな味なんですか?」
実は、似たような味がないから、この質問が答えるのに一番難しいです。
本来、7月、収穫後に剪定をするのですが、今年は、早めに剪定し、来年に期すことにします。
剪定前
剪定後
こちらは、花粉ないスマザーズに花粉のあるモルツビーを接木
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果樹
2014-04-16T16:23:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107155
ミリバ
オーチャードフォレストに新しい仲間が加わりました。
ブラジル原産のミリバです。
ミリバは、バンレイシ科ロニリア属の高木です。
形は、アテモヤによく似ています。
ブラジルでは、「伯爵夫人の果物」と呼ばれ、熱帯アメリカ産のバンレイシ科の中でももっとも...
ブラジル原産のミリバです。
ミリバは、バンレイシ科ロニリア属の高木です。
形は、アテモヤによく似ています。
ブラジルでは、「伯爵夫人の果物」と呼ばれ、熱帯アメリカ産のバンレイシ科の中でももっとも美味とされています。
実際の食味は、酸味が程よく効いているとのことです。
写真ではわかりににくいですが、右側から枝が出て、ポンドアップルの台木と形成層を合わせます
今回の苗は、ポンドアップルの台木に寄せ接ぎをしたものです。
直根が伸びて、台風に強い木となります。
植えてすぐ、低気圧の通過に伴い大きな葉が落ちましたが、
最近では、新しい芽が出てきています。
地から強い新芽です
ビリバは、雌雄異熟型の果物です。
1日ごとに雌花と雄花が入れ替わるそうです。
雄花の花粉を取って、冷蔵庫で保管し、翌日、雌花に人工授粉させる必要があります。
写真下の枝は、元々の枝、接合部が膨らんできたら、接木テープを外すときに切り取ります(あと1ケ月後くらい)
樹形は、開心型とし、剪定は、アテモヤと似るようです。
早ければ、3年後に、食べられるかなあ!!
ララちゃんが少し写ってしまいました
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果樹
2014-04-09T14:29:16+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107154
シークワーサーの開花
シークワーサーが開花しました。
レモンのカンキツの匂いに、シークワーサーの甘い匂いが加わり、石垣島に短い春がやってきました。
シークワーサーの小さな白い花、びっしりと枝につきます。
春が季節の中で、一番好きです。
レモンやシークワーサーの花が咲き...
レモンのカンキツの匂いに、シークワーサーの甘い匂いが加わり、石垣島に短い春がやってきました。
シークワーサーの小さな白い花、びっしりと枝につきます。
春が季節の中で、一番好きです。
レモンやシークワーサーの花が咲き、カンキツの清々しい匂いに包まれる時、これがプレシャスなんだなぁと感じます。
新しい葉が、きれいな緑色となって、春の光を受けます。
蜂も忙しそうに飛び回っています。
石垣島は、短い春を経て、初夏(ウリズン)を迎え、原色の強い緑に覆われます。
そして、強烈な太陽を受け、力いっぱい生命を育みます。
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果樹
2014-02-27T10:32:16+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107153
リンゴ&レモンのコンポート風ジャム
リンゴとレモンのコンポート風ジャムを作りました。
この季節、低気圧が接近すると、情け容赦なく、横殴りの雨が強く降り、果樹園での作業は中止です。
今回は、リンゴとレモンの取り合わせです。
甘さを抑えた、美味しいジャムができました。
材料
・紅玉 1個...
この季節、低気圧が接近すると、情け容赦なく、横殴りの雨が強く降り、果樹園での作業は中止です。
今回は、リンゴとレモンの取り合わせです。
甘さを抑えた、美味しいジャムができました。
材料
・紅玉 1個(中程度)
・レモン 1個(小) *冷凍のレモンを使用
・グラニュー糖 リンゴの重量の30%程度
・水 100?
作り方
1.リンゴを4つ切りにして芯を取ります。
2.さらにリンゴを2等分し、縦に4つに切ります。(つまり8つ切りの4等分)
3.レモンのヘタを取って半分に割り、皮をはがします。
4.皮にワタがくっついているので、包丁ではがします。
5.レモンの実を適当に輪切りにし、皮を細切りにします。
6.ホウロウの鍋に材料と砂糖、水を入れ蓋をして5分ほど弱火にかけます。
7.蓋を取って、アクを取ながら木のヘラで焦がさないようかき回し、中火で20分ほど煮たら完成。
冷凍のレモンは、ワタが皮にくっついているので、ワタを取り除くのも楽ちんです。
リンゴとレモンの絶妙なバランス!!
やみつきになります。
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加工品
2014-02-12T16:14:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107152
レモンの花
レモンの花が咲き乱れています。
昨年11月下旬より、寒い日が続き、12月中旬から雨が多く、1月からは逆に暖かな日に恵まれ、レモンの花が咲くようになりました。
例年より1ケ月、または2ケ月、早い開花です。
レモンの花
実は、早春のレモンの花が咲く...
昨年11月下旬より、寒い日が続き、12月中旬から雨が多く、1月からは逆に暖かな日に恵まれ、レモンの花が咲くようになりました。
例年より1ケ月、または2ケ月、早い開花です。
レモンの花
実は、早春のレモンの花が咲くころが一番好きです。
春芽が出てくるのを見ると、今年も元気なんだなぁと思います。
新緑がきれいで、レモンの花がさわやかな芳香を伴って、咲き乱れます。
受粉したレモンの蕾
例年ですと、蜂や蝶々が群れ飛ぶのですが、ことしは、まだ、です。
地球温暖化により樹木だけが顕著に影響を受けているということなんでしょうか!
ヘアリーベッチの草生栽培
これが収穫にどのように影響するか?
露地栽培にこだわり、自然と共生したいと思っているので、興味が尽きません。
ララちゃんも気持ち良さそう
暖かな石垣島の冬です。
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果樹
2014-02-01T15:40:00+09:00
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敷藁
製糖工場から白い煙が上がって、いよいよ稼働開始です。
周辺には、あまい匂いが漂います。
この時期、敷き藁用にサトウキビの葉柄を購入し、果樹の株元に敷きつめます。
1束250円。
8束を敷くのに、約3時間。かなり、使いがいがあります。
実は、一昨...
周辺には、あまい匂いが漂います。
この時期、敷き藁用にサトウキビの葉柄を購入し、果樹の株元に敷きつめます。
1束250円。
8束を敷くのに、約3時間。かなり、使いがいがあります。
実は、一昨年までこの葉柄を使っていたのですが、昨年は、緑草栽培の草を敷き藁の代わりにと思ったのですが、株元には夏草が生え、雑草取りに追われる始末。
やはり、敷き藁には、サトウキビがベストのようです。
ララも手伝ってくれれば良いのですが・・・
この敷き藁、かなり圧縮されていますので、ほぐして敷きます。
厚いと雨が地中に入らないので、適切な厚みで敷くことが重要です。
適度な厚みは、果樹によって異なります。
乾燥に強いレモンはかなり厚く、アボカドは乾燥に弱いため、薄くする必要があります。
いずれにしても、植物の状況、気象状況を見ながら、臨機応変に対応することが大切です。
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果樹
2014-01-20T13:05:00+09:00
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ツアー 熱帯果樹を楽しむ
ツアー“熱帯果樹を楽しむ”
それは、全くの偶然だった。
50歳を幾分超したある年の正月、何気なくテレビを見ていた私は、やがて画面を食い入るように見つめることとなった。そこに映し出されていたのは、石垣島の圧倒的な迫力で迫る自然の光景だった。テレビが、デフォ...
それは、全くの偶然だった。
50歳を幾分超したある年の正月、何気なくテレビを見ていた私は、やがて画面を食い入るように見つめることとなった。そこに映し出されていたのは、石垣島の圧倒的な迫力で迫る自然の光景だった。テレビが、デフォルメで成り立っているとはいえ、それを凌駕する石垣島の輝きであった。
番組では、石垣島にUターンした方を中心に自然と調和した暮らしが描かれていた。私は、ネットで調べ、その方と連絡を取った。幾通のやり取りをし、日程を調整し、石垣島に降り立ったのは、春であった。
レンタカーを走らせると、春の暖か過ぎる陽光と強い磯の匂いがやってきた。それは、どこか懐かしいふるさとの匂いでもあった。私の故郷は、名高いリアス式海岸の町だった。高度成長のもとで破壊されつくした美しく豊かな海辺。コンクリートの厚い壁が、海岸を覆い、匂いまでも消し去った。便利な生活をすべての人が手に入れたが、その代償は少なくなかった。
島からの風が、ひらひらと心に舞い降りた“そうだ石垣島に住もう”
漠然と東京に住み続けることに不安を感じていた私に、躊躇はなかった。
それから定年後の青写真作りが始まる。
終の棲家を石垣島とし、定年退職後の長い人生、何をやるかが問題である。仕事一筋人間の私に、これと言った趣味はない。定番の焼き物作り、これは3ケ月で止めた。自分のイメージと出来上がったものの差が余りにも大きかったのである。パン教室・キャンドル作りそして今でも続けている蕎麦打ち、だが、どれも他人のお仕着せのようで、自分のオリジナリティーではない。
生涯働き続ける何かを模索した。体を動かし、時間を忘れ、熱中できるもの。体力の続く限り継続できるもの。努力の結果が形となって現れるもの。還暦間近の手習いでも何とかなりそうだと思い至ったのが果樹栽培である。
定年退職の後、石垣島に移住した。
しかし、農業未経験、植物にさほど興味を持ったことのない私にとって、果樹栽培への道は険しかった。最初の関門は、専門書を読んでも、内容が全く頭に入ってこない。もちろん日本語はわかるのだが、感覚がついていけない、異次元の世界であった。来る日も来る日も専門書を読み漁る日が続いた。
そんな試行錯誤の時期、熱研の先生から、「苗は自ら作るもの」と教えていただいた。ウイルスを園内に持ち込まないことは無論、病害虫に遭っても微妙な変化しか起こさない果樹。その細かな症状を発見して対策する。そのためには、注視し、想像力をめぐらせるしかない。市販の苗を買って枯れさせても、また買えばいいと思えば注意力は激減する。私は、先生の言葉をこのように解釈している。
石垣島の中央部に運よく果樹栽培に適した土地を手に入れることができた。
次は、何を栽培するかである。そんな折、果樹栽培数十年の師匠と出会った。実践を通じて私の果樹栽培技術は飛躍的に向上した。果樹栽培は、きわめて高いノウハウの塊である。専門書と実践とを行わなければならないと実感した。
そして出会ったのが、レモンである。それまで、スーパーなどで売っている市販のレモンしか食べたことのない私にとって、それは驚きのテイストであった。「これがレモン?!」
このレモンは、1050年代、ハワイ大学のヘンリー仲宗根博士が、当時ハワイ大学で栽培していたマイヤーレモン(オレンジとレモンの交配種)の枝をもって石垣島を来島した。これをシークワーサーに接ぎ木し、たわわに実るようになったという。沖縄出身三世の博士。復興にかける情熱は並々ならぬものがあったという。
このレモンは、美味しさもさることながら病害虫や強風にも強く、石垣島で栽培するのに最適のレモンであることが分かった。現在、この優良品種のレモンを有機栽培によってさらに高品質にし、送料着払いでネット販売し、完売状態が続いている。
一方、専門書を読みながら、植物の生態を自分なりにまとめるのには、7年の歳月を必要とした。それは、植物が進化の過程で得た生存するための機能の発見でもあった。誰でも理解できるわかりやすい表現で、合理的で巧緻な植物の生存への適応力を紹介することが次のテーマとなった。
そして、熱帯果樹を実際に触って、植物の生きる知恵を紹介するツアーを開始した。ゲストの方々から「エーッ」と言う驚きの声を聴くのが楽しみである。
果樹園では、今日もさわやかな風が吹いている。
植物の蒸散による気化熱で真夏でもクーラーはいらない。これも植物の力だ。
静謐な時がゆっくりと流れ、四季折々様々な果樹が楽しめる。植物と共生し、感謝する日々だ。
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トピックス
2014-01-01T11:00:20+09:00
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珈琲 されど コーヒー
コーヒー講座〜コーヒーで世界一周〜と言うのがあり、出かけてみました。
6種類のコーヒーを飲みながら、プロのうんちくを聞きます。
「なるほど」の連発。
さすがに、奥が深いです。
珈琲は、北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトで栽培される熱帯植物。
中で...
6種類のコーヒーを飲みながら、プロのうんちくを聞きます。
「なるほど」の連発。
さすがに、奥が深いです。
珈琲は、北回帰線と南回帰線の間のコーヒーベルトで栽培される熱帯植物。
中でも、標高の高い日格差のあるところのコーヒーは、果実が大きくなったり、小さくなったりで、品質が良くなるという。
テイストは、苦みと酸味のバランス、フレーバーなどで味の奥行がかわる。
美味しいコーヒーは、冷めてもおいしい。
など、目からうろこでした。
また、焙煎も窯にもよりますが17分から20分の間で
ミディアム 酸味9:苦み1
ハイ
シティ
フルシティ
フレンチ
イタリアン 酸味1:苦味9
とに分類されるほど、こまやかです。
私が気に入ったのは、スマトラ島のマンデリン。
パンチの利いた苦味と独特のフレーバーが秀逸です。
石垣島の果樹園で、お気に入りの音楽聞きながら、マンデリンの甘い香りに酔いしれる・・・至福のひと時です。
私にとって、もっともお気に入りのコーヒーを探す講座となりました。
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トピックス
2013-11-27T17:05:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107148
ツアー”熱帯果樹を楽しむ”
ツアー”熱帯果樹を楽しむ”開始しました。
日ごろ、何気なく接している植物ですが、その生態は、アメイジングな世界です。
植物と全く縁のなかった私が、定年退職を機に飛び込んだ果樹栽培の世界。
専門書を読んでも内容が全く分からず、見よう見まねの日々でしたが...
日ごろ、何気なく接している植物ですが、その生態は、アメイジングな世界です。
植物と全く縁のなかった私が、定年退職を機に飛び込んだ果樹栽培の世界。
専門書を読んでも内容が全く分からず、見よう見まねの日々でしたが、初歩から教えてくれる師匠にも出会え、初心から植物と向き合うことにしました。
急がば回れ、基本が大切なんですね。
しかし、書物を見ても、高度な専門書やありきたりの初心向けの本ばかりで、自分に適した書物はなかなか見つかりません。
少しずつ、知識を広め、実践を行い、植物の驚異に満ちた世界を伺うことが少しできるようになりました。
神経や脳を持たない植物が、環境への進化の過程で得た合理的で巧緻な生存への適応性。
それは、見事と言うほかありません。
熱帯果樹を見て、触って、楽しみながら、植物の生きる知恵を学ぶツアーです。
そんなツアーでは、質問が飛び交います。
緊張の一瞬ですが、広範囲な植物の世界をすべてこたえられるはずもなく、難解な質問には、素直に「わかりません」と答え、後日、速やかに分かった回答をお知らせすようにしています。
先日の質問
アボカドの原産地は?
・メキシコから中米にかけての地域が原産地です。
洞窟から発見された化石により、メキシコでは1万年前より食用とされていました。
メキシコの先住民は、アボカドの選別(優良種をを残す品種改良)を行い、1499年スペイン人が、初めてメキシコでアボカドを目にしたときは、すでに、メキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系に分かれていたそうです。
当園で目にしたアボカドは、西インド諸島系とグアテマラ系の2種類です。
メロン大の美味しい完熟アボカドは格別です。
質問 年輪の形成層との関係
植物は、大気中から取り込んだ二酸化炭素土地中からの水を太陽のエネルギーで分解して成長します。(光合成)
太陽から受けるエネルギーは緯度によって異なります。
赤道付近の地表面では、年間を通りてほぼ同じエネルギーを受け取ります。
一方、緯度が大きくなると、夏と冬ではエネルギー量が大きく異なります。
太陽エネルギーによって成長に差が出てまいります。
成長が旺盛な時期と停滞する時期が交互に繰り返すことで年輪ができるのです。
赤道付近の植物では、年輪はできません。
緯度20〜50°の地帯で年輪が形成されます。
石垣島の緯度は北緯24度、年輪が目立たないわけですね。
ご指摘のように、細胞分裂を繰り返す形成層は、気温の高い夏に活発になり、冬にはその動きが鈍ります。
夏に作られた細胞は大きく、冬は小さな細胞となることからはっきりとした年輪となるのですね。
折からバナナの苞が出蕾し、グッドタイミングでした。
質問をいただくことで、引き出しの数が増えます。
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トピックス
2013-10-10T09:13:00+09:00
tiida-tumoru
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107147
石垣島レモン 完売
今年も石垣島レモン 完売いたしました。
多くのリピーターの皆様、本当にありがとうございました。
昨年9月末、今年7月中旬、いずれも風速50mを超える大型台風の直撃を受けながら、何とか昨年並みの収穫量を確保できました。
春に花をつけ、小さな蕾がだ...
多くのリピーターの皆様、本当にありがとうございました。
昨年9月末、今年7月中旬、いずれも風速50mを超える大型台風の直撃を受けながら、何とか昨年並みの収穫量を確保できました。
春に花をつけ、小さな蕾がだんだんと大きくなり、大きくなる実を見守るのは、素晴らしいことです。
今年の夏は、記録的な少雨でした。
炎天下の灌水は欠かせません。
たかが水やりとお思いでしょうが、炎天下の水やりを2時間も続けていると、頭がぼうーとしてきます。
そしていよいよ、8月、待望の出荷を迎えます。
よくぞ育ってくれたものです。
そして、お待ちになっているお客様のもとに。
今年は、正月早々、予約が入り、熱狂的なリピーターの皆さんに支えられています。
ご注文が、やる気に拍車をかけます。
ありがたいことです。
目指すは、世界一のレモン。
品質向上にさらに研鑚してまいります。
ご注文、ありがとうございました。
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トピックス
2013-09-27T15:02:00+09:00
tiida-tumoru
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レンブの花
梅雨に入りました。
6月の20日頃まで続きます。
今年の梅雨はどうなんでしょう?
ドサット降る型とジトジト型とがあり、年によって変わります。
レンブの花が咲きました。
綿がはじけたような勢いのある花です。
樹勢が強く、花も多く咲かせる豊産性です。
...
6月の20日頃まで続きます。
今年の梅雨はどうなんでしょう?
ドサット降る型とジトジト型とがあり、年によって変わります。
レンブの花が咲きました。
綿がはじけたような勢いのある花です。
樹勢が強く、花も多く咲かせる豊産性です。
レンブは、フトモモ科の常緑中木と図鑑にありますが、
植え付け6年で、大きいものは樹高7mにもなってしまいました。
7月に熟期となって、水分補給に最適の暑い夏の強い味方です。
味は、繊維質が多く歯ごたえがあり、ほんのり甘い果物です。
このレンブ、3本植えたのですが、それぞれ生育が異なります。
それぞれ7m、5m、小さいものは3m。
何が異なるため、生育にこれほど違いがでるのでしょうか?
果樹は不思議ですねぇ!!
このレンブ、友人を介して石垣島で購入したのですが、1本5000円。
葉がほとんどなく、こんなもので根付くのかなぁと思っているとやはり枯れました。
苗は、すぐ枯れます!!
翌年、再び、取り木苗を購入。やはり1本5000円。
高いなぁと思いながら、その時は何も言えませんでした。
果実は、ピンク色の風合いで鑑賞にも適し、次から次へと成ってくれるレンブ。
アントシアニンを多く含むことから眼にも良いのでしょう!!
コンポートにも適しているというので、今年の夏は初挑戦です。
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果樹
2013-05-15T16:16:00+09:00
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草生栽培は命がけ??
この季節、蝶々が産んだ卵から孵った毛虫の除去に追われます。
たかが毛虫と思ってはなりません。
ほとんどの毛虫は無害なのですが、中には、皮膚がただれたり、
石垣島でヤマンギと呼ばれ恐れられているイワサキカレハの幼虫もいます。
タイワンキドクガ?の幼...
たかが毛虫と思ってはなりません。
ほとんどの毛虫は無害なのですが、中には、皮膚がただれたり、
石垣島でヤマンギと呼ばれ恐れられているイワサキカレハの幼虫もいます。
タイワンキドクガ?の幼虫
特にアゲハチョウの幼虫は、恐ろしげな風袋はしているものの無害ですが、新しい葉が大好きで大食漢です。
この季節、殺虫剤を使用しない栽培方法を取っているため、毛虫が大発生するのです。
これを一つひとつ、取り除くのが日課となっています。
先日、いつものようにララを連れ、毛虫の除去をしていると、
突然、草原にざっざと音がし、長いひょろひょろしたものがシークワーサーの木に登っていくではありませんか。
シークワーサーの樹(写真にハブはいません)
ハブです。
シークワーサーの木に登り気持ち良さそうにくつろいでいます。
心臓がバクバクしてパニック状態です。
これまで1年に2〜3匹、ハブと遭遇してきたもの、これほど大物に巡り合ったのは初めてです。
アルミのパイプを使って格闘。
最初の一撃で、樹から下し、頭をコンコンと打って勝負ありです。
胴回りは私の腕より太く、体長は、2mはありそうです。
後で辞典で調べてみると、サキシマハブは最大120?。
とありますので、体長は120?なのでしょう。
最大級のものと遭遇したわけです。
怖かった!!
こんな時、ララはかなり距離を置いたところからワンワンと吠えるだけです。
いざと言うとき、頼りにはならないやつです。
石垣島に移住した当初は、季節により、夜半、カニやカエルが道一杯にふさがり、
街から自宅まで帰るのに、数十匹を轢き殺さなければ帰れなかったのですが、
農薬のせいか。今はそんなこともなく、
ハブにとっては、エサが減少し、極端に数が少なくなっているような気がします。
農園では、草生栽培を実施しています。
草が枯れ、有機物となって、微生物を生やし、ミミズや虫などを育てます。
それを狙って、カエルなどが来て、さらに蛇が来るという生態系の循環です。
あまりにも大きなハブなので、知らないまま噛まれていたら大事です。
そこで、地面が見える程度に草を刈ることにしました。
折から、沖縄県ではハブ咬傷注意報も出ています。
山も海も、そして街も
危険はどこにでも存在します。
目に見えるものは、一歩一歩、足元や周囲を注意することで危険を回避できます。
しかし、目には見えないもの。
あるいは、見えにくくしているもの。
わかった時には、被害にあってしまっていることがほとんどです。
本当の恐怖は、目に見えないものですよね。
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トピックス
2013-05-06T15:27:00+09:00
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しまなみ海道 レモンの島を歩く ?
生口島瀬戸田から島内周回バスに乗り、シトラスパークへ。
シトラスパークは、生口島の頂上付近にあり、バスは通っていないとのことだった。
周回バスで最寄りの場所で下してもらい、急坂を上る。
この日は、天気も良く、風は冷たいものの汗が滴る。
カンキツには、...
シトラスパークは、生口島の頂上付近にあり、バスは通っていないとのことだった。
周回バスで最寄りの場所で下してもらい、急坂を上る。
この日は、天気も良く、風は冷たいものの汗が滴る。
カンキツには、多種多様なものがあり、それを一堂に集めたものが瀬戸田のシトラスパークです。
広大な敷地に様々な柑橘が並んでいます。
ここで、一日ゆっくりと、カンキツの観察をと思っていたのですが、
ただ、集めているだけで、案内も何もないのです。
果実が仏様の手のよう ブッシュカン
なぜか地中海風のオブジェ
接木による苗木作りもしていました
アー、もったいない。
一応園内を歩いてみたものの、やみくもに歩くだけでは、興味は持続せず、
早々と退散する羽目になりました。
展示の方法などを工夫すれば、もっと面白いテーマパークになるのにと
残念でなりません。
周回道路に出て、次の周回バスが来るまで”青いレモンの島 岩城島”のフェリー乗り場までの道を
歩きます。
やっと、バスに乗って、フェリー乗り場まで。
ところが、売店もお店も全くありません。
ちょうど通りがかった高校生に「近くのお店は?」と聞くと、
「歩いて1時間位」と涼しい顔。
仕方ないので、目の前の岩城島へフェリーに乗り込みます。
あっという間にフェリーが着き下船。
あまりにも早すぎて、情緒も何もありません。
*岩城島に亘るフェリーはいろいろあり、岩城島にも三つの港がある。
仕方ないので、宿に電話すると快く迎えに来てくれました。
ありがたい。これで飯にありつける。
助かった!!
宿に隣接する居酒屋で飯を食って、前もってオーダーしていたレモン農家さんに案内していただきました。
無農薬・無肥料のレモン
実は、レモンの島をネットで検索していると無農薬でレモン栽培の記事が見つかり、
宿に連絡し、今回の案内となりました。
田舎の人は親切な人が多いです。
案内いただいたレモン栽培の農家さんでは、無農薬・無肥料の栽培をされていました。
高温多湿、気候が亜熱帯から熱帯に変わろうとしている石垣島では無理ですねぇ。
ため息が出ます。
夜、居酒屋で飯を食っていると、レモンの栽培をしている別の農家さんが飲みに来ていました。
檸檬談議に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。
この農家さんは、レモンをハウスで栽培しています。
この方も移住者で、岩城島には、移住する人も多いようです。
ハウス栽培で病害虫を寄せ付けず、全く苦労しないと言っていました。
これも一つの考え方ですね!!
しかし、しまなみと石垣では、あまりにも気候が違い過ぎて、あまり参考にはなりません。
やはり、石垣島でコツコツとやっていくしかないようです。
葉桜となった桜
翌日は、岩城島の中央の積善山に登り、シャクナゲやほとんど散ってしまった桜、満開となったつつじを見ながら、岩城島を縦走してフェリー乗り場へ、生口島から高速バスに乗って広島へ、
岩城島から瀬戸内海を見る
短いレモンを巡る旅は終了しました。
天気に恵まれ、人々の人情に触れあった旅となりました。
お世話なりました。
感謝!!
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トピックス
2013-05-01T08:24:00+09:00
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しまなみ海道 レモンの島を歩く ?
既に陽が陰り、薄暮を迎えていた。
連絡船はしずしずと波一つない海面を進んでいく。
ここが海だと言われなければ、そうだとは思わないだろう。
島々が、間近かに迫り、水が申し訳なさそうにたくわえられている。
那覇から福岡行きののカイマークが遅れ、福岡空...
連絡船はしずしずと波一つない海面を進んでいく。
ここが海だと言われなければ、そうだとは思わないだろう。
島々が、間近かに迫り、水が申し訳なさそうにたくわえられている。
那覇から福岡行きののカイマークが遅れ、福岡空港では久々のダッシュ!!
あわただしく新幹線に乗り、広島でこだまに乗り換え、三原から連絡船でレモンの島 生口島を目指す。
出発時間1分前になっても連絡船は来ない。
やはり田舎だからなあ…などと思っているとあっという間にやってきて、手早く出航!!
かなりくたびれた連絡船がのどかな風景の中に溶け込んでいる。
いたるところでレモン栽培
レモンの旅は面白い。
シチリア、アマルフィー、そして今回のしまなみ。
レモンの旅には、文化と人々の思いがある。
静かな瀬戸田の街並み
店先でもレモン
連絡船は、生口島 瀬戸田港に入港。
ここは、日本一のレモンの島だ。
ここに、レモンケーキと檸檬ジャムのお店がある。
このお店のパンフレット
「瀬戸田には国産レモン日本一の瀬戸田レモンがある
瀬戸田にはレモンを愛する日本一の農家さんたちがいる
瀬戸田にはレモンを愛する瀬戸田檸檬工房がある
瀬戸田をレモンで元気にしたい
瀬戸田とともに歩むお店でありたい」
郷土愛に満ちたパンフレットですねぇ。
レモンに対する愛情がにじみ出ています。
レモンの旅を続けていると
何を見るか?
あるいは、何を見ていないか?
考えさせられることがある。
ある瞬間、今まで見ていなかったことが見えることがある。
レモンケーキのパンフレットには
「ひとくち食べたら、潮風と柑橘の香りが重なり合った瀬戸田の香りが広がることでしょう。
ぜひ、この時ばかりは日頃の喧騒を忘れて、ゆっくりとした島時間に浸ってみてはいかがでしょうか。」
早速、ひとくちいただいた。
ほのかな甘みに、レモンの上品な味。
石垣島に帰って、師匠のもとにレモンケーキを届けた。
「ふーん、美味しいなぁ。」
師匠も大満足のようでした。
あすは、青いレモンの島「岩城島」を訪れます。
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トピックス
2013-04-25T15:14:00+09:00
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ホワイトサポテ 2度目の開花
ホワイトサポテが今年、2度目の開花をしました。
1月下旬1度開花したのですが、あまりにも早い開花で訪花昆虫が少なく、結実は少な目となりました。
そして、4月中旬、2度目の開花を迎えました。
今年2度目の開花を迎えたモルツビー
2度目の開花をしたの...
1月下旬1度開花したのですが、あまりにも早い開花で訪花昆虫が少なく、結実は少な目となりました。
そして、4月中旬、2度目の開花を迎えました。
今年2度目の開花を迎えたモルツビー
2度目の開花をしたのは、ホワイトサポテの中でも花粉のある品種名モルツビーです。
花粉のないスマザーズでは、開花の兆候は皆無です。
*スマザーズが単独で開花しても花粉がないので実がつかない
いたる個所で開花している
そして開花したのは、1度目の開花で結実した枝以外の枝なのです。
子孫を後世に残す姿勢の強い現れです。
1月に開花結実した実はすでにピンポン玉くらいまで成長している
地球温暖化の影響で、その年ごとに、気象状況が大きく変わるようになりました。
自然と共生する果樹栽培では、その影響を大きく受けることになります。
環境の変化が果樹の生育にどのように影響を及ぼすか。
イマジネーションを働かせ、熟慮して適切な対策をとる必要があります。
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果樹
2013-04-11T14:07:00+09:00
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西原高校マーチングバンド
フルート・クラリネットの木管楽器。トランペット・トロンボーンの金管楽器。
リズムを力強く打ち出すのは、パーカッションだ。
縦・横・斜め 縦横無尽に移動する
幾何学模様の連綿とした動作
その中をあでやかに舞うカラーガード
複雑な動きが横一列となって前進・...
リズムを力強く打ち出すのは、パーカッションだ。
縦・横・斜め 縦横無尽に移動する
幾何学模様の連綿とした動作
その中をあでやかに舞うカラーガード
複雑な動きが横一列となって前進・咆哮する
最後の高らかなひと吹きだ。
眼が叫んでいる”どうだ!!”
このような眼をわたくしも50年前にしていたのかもしれない。
石垣島総合体育館メインアリーナは、人いきれにあふれ、感動の渦に包まれていた。
「ちばりよー(沖縄の方言で頑張れの意)」と叫ぶのは石垣島の小中学生。
今日(2013年3月18日)、沖縄県立西原高校(沖縄本島)が第40回マーチングバンド・カラーガード全国大会金賞受賞記念コンサートを行っているのだ。
18時の開演が15分延期され、一列になって入場する高校生。
”あれ!!”少し地味な衣装に混ざり、ジーンズ姿やロングスカートの生徒など数名異なる服装となっている。
マーチングバンドの演奏が始まった。
力強いスイング、数曲の演奏で、しっかり聴衆の心をつかんだ。
レベルはとてつもなく高い。
50年前、わたくしは九州の田舎のブラスバンド部にいた。
担当はクラリネット。
毎日、毎日、部室に行き、一生懸命クラリネットを吹いていたことを思い出す。
親友と呼ばれる友人ができたのもこの時だ。
座って演奏していたブラスバンドは、立ち上がり、マーチングを始めた。
一人ひとりの信頼が生む確かな動きの連携。
すると、異なった服装をしていた数名が躍動する。
メッセージは、ストーリーとなって音楽と共鳴する。
ウエストサイドストーリーを思い出した。
”これはミュージカルだぁ”
帰宅するなり、田舎の友人に電話した。
「とにかくすごいんだよぉ」・・・・・・
テンションの高い私に対し、かなり冷静な友人。
”まぁ、無理もないか”
何しろ、あれから50年。
「そうやのぉ。そげえなるかのぉ」とのんびりした声の友人。
”そうそう。半世紀だよぉー”
私たちがやっていたブラスバンド部と時折いっしょに行動するバトントワラーズがあった。
くるくるとバトンを回し、時には落とし、空中高く放り投げるあれである。
ところが、50年の歳月を経て、バトントワラーズはカラーガードと名前を変え、バレエの領域に踏み出した。
時折、旗を高く掲げたり、空中高く放り投げたりはするもののストーリー性を持ったバレエなのである。
その動きがマーチングバンドの動きと重なり、素晴らしいハーモニーを創り出す。
それは、音楽というよりは総合芸術とでも言った方が良いのだろう。
50年の年輪を経て、言えることがある。
”大切なことは富や名声を得ることでではなく、プレシャスな時を持つこと。そしてそのプレシャスなこととは、自らが人生を希求して初めて見えることを”
これだけは間違いない。
私が石垣島に育ち小学生でこの演奏に出会っていたら、
「西原高校に行ってブラスバンドに入る」と言って、親を困らせたに違いない。
3時間にも及ぶ演奏会は、横一列の咆哮で終演を迎えた。
時の過ぎるのを忘れ、感動に包まれた数時間であった。
「この子たちはすごいね。大人をこんなに感動させるのだから」
連れ合いの言った一言が印象的だった。
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イベント
2013-03-25T09:03:00+09:00
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アボカドの雨よけ
3月も下旬になると暑くなります。
そして、猛烈な湿度、寒い季節が懐かしいそんな気分です。
果樹栽培もやがて丸7年。
色んなことがわかってきました。
それにつれ、手間のかけ方がさらに増え、際限なくガーデニングが継続します。
最初の理念は、
・「病害虫...
そして、猛烈な湿度、寒い季節が懐かしいそんな気分です。
果樹栽培もやがて丸7年。
色んなことがわかってきました。
それにつれ、手間のかけ方がさらに増え、際限なくガーデニングが継続します。
最初の理念は、
・「病害虫に負けない丈夫な果樹」作り。
これは、有機農業、草生栽培と発展し、どのようにすればよいか、少しずつ見えてきました。
・「自然との共生」
自然と仲良く付き合い、自然の中で果樹栽培を楽しみたいとの思いです。
そのため、ハウスなどの施設は極力考慮せず、露地栽培を徹底したいと考えています。
ところがです。
果樹の花粉は、粘着性のある虫媒花がほとんで、いわゆる風媒花はありません。
その粘着性にもさまざまあって、雨で流されるもの、雨で流されにくいもの、花弁などで保護されているものなど様々です。
問題は、雨で流されるもの。
雨で流されるものの代表がマンゴー、インドナツメ、そしてアボカドです。
じっくりと熟したアボカドのおいしさは格別。
昔、インドネシアで飲んだアボカドジュースは絶品でした。
デリケートな栽培が要求される、手ごわい相手です。
このアボカドに雨よけをしました。
施設栽培をしないことを標榜していますので、あくまでも簡易的・一時的な花粉を逃さない手段です。
アボカドの周囲に4本のポールを立て、それに4本のパイプをくくります。
どちらかの2本を短くして傾斜をつけ、サクビと呼ばれる光線透過率に 優れたフィルム(ビニールシート)を張ります。
それに、パイプを固定するホルダーで留めます。
傾斜側のサクビに穴をあけ、雨を逃す対策をして完成です。
3月の石垣島は、ニンガチカジマーイと言い、前線の通過が1年で最も多い月です。
サクビは、見た目よりはるかに強く、なかなか裂けたりしません。
暴風雨になると、このような簡易の施設ではパイプが折れ曲がったりすることもあります。
そのため、どこか1ケ所、弱いところをわざと作り、強烈なパワーを逃がすようにしています。
あれこれ考え、想像力をめぐらせ、試行する日々です。
受粉したアボカド
これが9月にはソフトボール大になります
アボカドも新葉が出てきましたので、もうすぐサクビをしまいます。
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果樹
2013-03-23T14:43:00+09:00
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草生栽培 中間報告
昨年、11月末に播種した緑草。
3ケ月後、様々なことがわかってきました。
これまで、この季節、サトウキビの葉柄を株元に敷き、有機物の充填・乾燥防止・雑草の抑制などを行ってきました。
草生栽培により、サトウキビの葉柄を購入・果樹園への搬入が不必要になりま...
3ケ月後、様々なことがわかってきました。
これまで、この季節、サトウキビの葉柄を株元に敷き、有機物の充填・乾燥防止・雑草の抑制などを行ってきました。
草生栽培により、サトウキビの葉柄を購入・果樹園への搬入が不必要になりました。
石垣島では、サトウキビの葉柄を一束250円で販売しています。それを通常は、軽トラックに1回8束ずつ3回運搬します。かなりの省力化です。
今回の実験では、6種類の緑草を使いました。
暑さに弱い草、石垣島の酸性土になじまない草などそれぞれの特徴を把握することができました。
見事に敷き詰められた緑草のアンダーグランドです
草生栽培のメリット
・ふかふかの土
緑草が土を耕し、ふかふかの土にしてくれます。果樹の根の張りが増し、丈夫な樹に育ちます。
特に、マメ科のヘアリーベッチでは、根に根粒菌を作り、窒素を蓄えることができます。窒素により養分が行き渡 ります。
根にびったりの根粒菌
・有機物の充填
有機物を供給するとこで、微生物を育て、ミミズを増殖させます。
ミミズに働いてもらい、土を耕してもらう作戦です。
ララも気持ちよさそう
・窒素の充填
ヘアリーベッチでは、1?で生草3?にもなります。この窒素が樹を元気に育てます。
・雑草の抑制
これまで、はびこっていた雑草を抑制してくれます。
ちょっとわかりにくいですが、写真右側の雑草が抑制されず白い雑草がはびこっています
ただ、緑草を植えれば、それでよいというものではなく、人力での手助けも必要です。
まず、緑草が生えそろったら、緑草の生長を促すため、化成肥料をぱらぱらと播きます。果樹園はかなりの酸性度、養分が足りません。
次に、しつこい雑草を人力で抜いて、緑草の手助けをします。特に、雑草に花を咲かせてはなりません。
また、ビーバーで地表5cm位から刈り取り、有機物を得ることも効果的です。
ヘアリーベッチが土を耕し、元気なレモンの樹。
アンダーグランド 紫のベッチの花がきれいです。
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トピックス
2013-03-13T17:23:00+09:00
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花もいろいろ、虫もいろいろ
今年は、本当に暖かく、レモンの花ももう終わりです。
例年ですと3月中旬に満開を迎えるのですが、今年は、落弁を迎えています。
これは、こても困ることなのです。
例年ですと、石垣島中の蜂の大群や蝶の群れが訪れ、せっせと受粉してくれるのですが、今年は、...
例年ですと3月中旬に満開を迎えるのですが、今年は、落弁を迎えています。
これは、こても困ることなのです。
例年ですと、石垣島中の蜂の大群や蝶の群れが訪れ、せっせと受粉してくれるのですが、今年は、蝶々がまばらに働くだけです。
そのため、受粉が十分ではありません。
実りの秋を迎えられるかどうか、心配です!!
今年、暖かった証左がもう一つ。
いつもは心ときめかせる緋寒桜ですが、今年は開花しませんでした。
緋寒桜は、寒さで開花のスイッチが入ります。
沖縄では、緋寒桜の開花は、寒さに沿って南下する「桜前線南下」ですが、今年は寒さが足らず、すでに新葉が出ています。
レモンの花には、やっと遅れて蜂が群がるようになったものの、時すでに遅しの感。
自然の摂理には、かないませんからねぇ!!
さて、こちらは、アボカドの花、
アボカドには、ハエや小バエが群がっています。
蜂や蝶々は、近づきません。
さらにこちらは、ホワイトサポテの花。
ホワイトサポテは、まず、花粉のあるモルツビーが咲き。
咲き終わったころ、花粉のないスマザーズが咲きます。
スマザーズに十分花粉が供給されるか心配しますが、やっと間に合うようになっています。
この花に群がるのは、名も知らない小さな虫。
色んな花にそれぞれの虫。
虫にも好きずきがあるのですね。
花粉にも雨で流れるタイプとそうではないタイプとがあり、樹木それぞれの個性を見極めての対応が重要となります。
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トピックス
2013-03-06T16:55:00+09:00
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レモン開花
レモンが開花し、香しいカンキツの匂いで清々しいです。
今年は、暖かい日が多く、1ケ月以上も早く満開です。
例年ですと、石垣島の冬は雨が多く、しかも、しとしと降る雨なので農作業をする気にもなりませんが、
今年は快晴の日が多いのです。
もちろん寒い...
今年は、暖かい日が多く、1ケ月以上も早く満開です。
例年ですと、石垣島の冬は雨が多く、しかも、しとしと降る雨なので農作業をする気にもなりませんが、
今年は快晴の日が多いのです。
もちろん寒い日もありますが、圧倒的に暖かな気持ちの良い日が続きます。
5mを超す大雪に見舞われている地域の方には申し訳ない気持ちになります。
実は、この冬は、12月中旬からレモンの花が咲いています。
これは、昨年9月末に石垣島を直撃した台風17号の影響だと考えられます。
マイヤーレモンの花が咲くのは、通常3月中旬の年1回だけですが、昨年の台風の影響で、落葉が激しく、
ダメージを受けたレモンの樹は、自己防衛のため、花を咲かせ、子孫を残そうとしているようです。
石垣島では、この冬、カンキツの花も咲いています。
また
開花していないレモンの樹は、葉が旺盛で台風の被害をそれほど受けていないことなどがこの証左となります。
12月開花の対応ですが、
A そのまま咲かせ結果させる
B 花をすべて摘み取る
AにするかBにするかは、樹の状態によって決めます。
樹のダメージが深刻で、樹を正常に近づけたい場合はBを選択。
樹の状態がそれほど深刻でない場合はA。
AおよびBのいずれにしても、3、4月ごろ、再び開花するはずです。
Aの場合では、今回の開花ではそれほど多く結果しないので、その補完的に開花するはずです。
その後、状況を見ながら、実を摘む(摘果)をします。
訪花昆虫も多くなり、春ですねぇ!!
自然と共生しながらの果樹栽培は、楽しいですよね。
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果樹
2013-02-24T16:28:00+09:00
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佐多旧薬園
鹿児島 大隅半島の突端にレイシの郷があるというので行ってきました。
場所は、佐多岬に近い南大隅町です。
江戸時代に島津家は、薬園を作っていました。3ケ所あった薬園で今残っているのは、この佐多旧薬園だけです。
この佐多薬園に、レイシが植えられたの...
場所は、佐多岬に近い南大隅町です。
江戸時代に島津家は、薬園を作っていました。3ケ所あった薬園で今残っているのは、この佐多旧薬園だけです。
この佐多薬園に、レイシが植えられたのは1687年。
徳川綱吉の時代、それが今日まで残っているとは、驚きです。この謎は、現地に行ってわかりました。
石垣島の1・2月は、雨季。それもしとしとと降る梅雨のような雨なので、農園の作業ができません。
こんなときは、気分転換に!!
旅に出よう!!
鹿児島空港から約3時間。
やはり、石垣島からは、遠いです。
しかも、今年の石垣島は、暖かい日が多く、農園での作業が目白押しとなりました。
佐多旧薬園は、国道の傍にひっそりと存在していました。
きれいに手入れされた庭園には、レイシが39樹。リュウガン、フトモモなどが元気です。
レイシは、幅7mくらい。高さ6〜7m。
立派ですねぇ。
薬園は、ひっそりと静まり、江戸時代にタイムスリップしたような感じです。
温故知新の碑、レイシに対するリスペクトを感じます。
ちょうど、花を咲きそうにしています。
レイシの樹の下を見ると、堆肥がたっぷりと施され、その上から藁が敷き詰められていました。
これが、300年以上も今でも元気なレイシの謎なんですね。
地元の人にしっかりと愛されているんですね。
国道を挟んで、南大隅町高等学校佐多分校 閉校記念碑がありました。
様々な思いが凝縮したモニュメントですね!!
質実剛健な鹿児島県人らしい校歌が横にありました。
「そうか、鹿児島の南端は亜熱帯でったんですね」
歳月を経ることで、とても素敵な趣が醸し出されていました。
静かな時がゆっくりと流れています。
オーチャードの森もあとどのくらいで、このようになるのでしょうか?
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トピックス
2013-02-11T17:38:00+09:00
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枇杷の袋掛け
枇杷の袋掛けを行いました。
例年より少し早い感じがします。
これから、実が大きくなると同時に摘果と袋掛けを行います。
昨年、9月末に石垣島を直撃した台風17号により、枇杷の樹は大きく傾きました。
急に、元の戻すと根が切れ、枯れてしまいますので、つ...
例年より少し早い感じがします。
これから、実が大きくなると同時に摘果と袋掛けを行います。
昨年、9月末に石垣島を直撃した台風17号により、枇杷の樹は大きく傾きました。
急に、元の戻すと根が切れ、枯れてしまいますので、つっかい棒をして、根に盛土をします。
根が切れてので、枝を大胆に切り、バラスを取ります。
ビワ(枇杷)は、バラ科の常緑高木、中国南西部原産。
石垣島では、12月頃。開花して、すごく地味な白い花をつけます。
昔は、石垣島でも盛んに栽培されていましたが、マンゴーにその地位を奪われてしまいました。
師匠からいただいた枇杷の苗木3本を庭に植え、そのままほっといたんですが、なかなか大きくなりません。
その後、数年してあっという間に大きなって実をつけるようになりました。
「大薬王樹」と呼ばれ、民間療薬として親しまれてもいます。 葉はアミグダリンやクエン酸などを多く含み、乾燥させてビワ茶とされる他、直接患部に貼るなど生薬(枇杷葉)として用いられるそうです。枇杷酒もおいしいと聞きますので、今年はチャレンジしてみたいと思います。
枇杷の薬用は、江戸時代、枇杷茶を売っていたほど有名ですが、アミグダリンは胃腸で分解されると猛毒と言うことなので、注意が必要です。
薬と毒は紙一重…かな?
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果樹
2013-01-24T09:53:00+09:00
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接木の準備
明けましておめでとうございます。
大晦日は、お蕎麦を打って、お友達のところに!!
しこたま飲んだのはよいのですが、代行が捉まらず、年を越しての帰宅となりました。
翌日は、エメラルドの海が見える展望台へ
妻は、「まただまされた、こんなに坂があるなんて...
大晦日は、お蕎麦を打って、お友達のところに!!
しこたま飲んだのはよいのですが、代行が捉まらず、年を越しての帰宅となりました。
翌日は、エメラルドの海が見える展望台へ
妻は、「まただまされた、こんなに坂があるなんて!!」
と嘆くことしきり。
一番元気なのは、もちろんララです。
今年も元気いっぱい!!
暖かい石垣島のお正月です。
2月末から3月にかけて行う接木の準備をしています。
今回接木するのは、「石垣島レモン(マイヤーレモン)」とシークワーサー。
接木は、台木と穂木の樹皮を削って、樹皮と基部の間にある形成層を接着させます。
そのため、充実した穂木を用意する必要があります。
充実した穂木とは、養分を十分に蓄えた枝のことです。
? 日当たりのよい枝を選定します
? 台木と大体同じ太さとなるような枝を選びます。
? 接木する1〜2ケ月ほど前、環状剥皮して、養分を枝にためるようにします。
真ん中の枝に環状剥皮します
なるべくまっすぐな枝の方がベターです
芽かき鋏などを用いて形成層まで押し切りし、ぐるりっと一周します。
最初はスパッと切ることができなく、難しく感じるのですが、慣れると簡単にできます。
この枝では、2芽ずつ接木に用いますので4〜5本ほど取れることになります。
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果樹
2013-01-07T16:26:00+09:00
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ピタンガの花
ピタンガの花が咲き誇っています。
例年ですと、春と秋に花が咲くんですが、今年は、9月末に台風の直撃に合い、
秋に花が咲かなかった影響でしょうか?
今頃咲いています。
ピタンガは、ブラジル原産のフトモモ科の常緑低木で、強風にも強く、手間いらずの果樹...
例年ですと、春と秋に花が咲くんですが、今年は、9月末に台風の直撃に合い、
秋に花が咲かなかった影響でしょうか?
今頃咲いています。
ピタンガは、ブラジル原産のフトモモ科の常緑低木で、強風にも強く、手間いらずの果樹です。
ブラジルのサクランボと呼ばれ、品種を選べば、味もそこそこです。
当園では、ラバーとバーミリオンを栽培しています。
白く可憐なピタンガの花です。
2ケ月ほど早い開花が、この後、どのようになるのか?
しっかりと推移をみていきたいと思います。
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果樹
2012-12-24T16:53:00+09:00
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草生栽培
2年前より草生栽培に取り組んでいます。
2年前、ヘアリーベッチの苗を購入し、試験的に栽培したのですが、石垣島の雑草の生命力が旺盛のため、見事に失敗。
昨年、この失敗を種苗メーカーに相談したところ、種をいただき、試験的に栽培。
結果は、やはり、石垣島の...
2年前、ヘアリーベッチの苗を購入し、試験的に栽培したのですが、石垣島の雑草の生命力が旺盛のため、見事に失敗。
昨年、この失敗を種苗メーカーに相談したところ、種をいただき、試験的に栽培。
結果は、やはり、石垣島の雑草の方がはるかに力強い結果となり、草生栽培の好結果を得ることができませんでした。
この報告を種をいただいた種苗メーカーに送ったところ、しばらくして、種苗メーカーの担当の方が石垣島に来島され、今年は、6つの種を試験的に栽培し、結果を見ることとなりました。
また、播種は、11月下旬が石垣島の気候からするとベストだと判断し、11月30日6種類の種の播種を行いました。
草生栽培については、現代農業さんがコンパクトにまとめているので下記を参照ください。
ただ、雑草を刈る手間が省け、土が肥え、有機物による肥料にもなるとなれば、メリットは大です。
もちろん、種を購入する費用はかかります。
*種が高価なので、種が採取できる品種が望ましいのですが、そうなると種苗メーカーは破産しますので、難しいところです。
生命力の強い雑草
ビーバーを丁寧に地表が見えるまでかけます
まず、手順です。
?ビーバー(草払い機】で雑草を取り除き、地表が見えるようにします。
?レーキーでレモンの株元に雑草を寄せます。
?さらに、ビーバーをかけ、雑草を完ぺきに取り除きます。
?種をまんべんなく、播種。
?水を十分にかけ終了。
理想としては、土地を掘り、種を播種した後、覆土するのが望ましいのですが、そこまで手間はかけられません。
雪印種苗さんからいただいた種は、
ナギナタガヤの種
ヘアリーベッチの種
播種から半月。
沖縄では、「10月捨て松」と言う格言があり、旧暦の10月(新暦の11月)は、捨てた松でも芽が生えると言われ、樹木の移植や種まきには絶好の季節です。
播種した種は、すくすくと育っています。
結果は来年の夏にはっきりします。
様々な積極的な取り組みで、大忙しのレモン農園です。
「現代農業」の用語集より
草生栽培とは、果樹園に下草を生やす園地管理法で、もともとの目的は土壌流亡の防止、有機物の補給が中心であった。草の根が地中深く入るので「自然の深耕機」的な役割もはたし、小動物・微生物も増える。
反対に、除草剤などで草を枯らしたり、地表を浅く耕すなどして下草を生やさない管理法を「清耕栽培」「裸地栽培」とよぶ。
もともと園地にある草を生やした「雑草草生」もあるが、クローバー、イタリアンライグラス、ケンタッキーブルーグラス、ライムギ、ヘアリーベッチ、ナギナタガヤなど、購入したタネをまいて限定した草種を生やす管理法も多い。
草生にすると養水分競合が心配されるが、草を刈る時期、回数を調整することでクリアできる。
最近は草生栽培のねらいも多様化・進化しており、目的に応じた草種選びが大切になってきている。草で草を抑えて草刈り回数を減らせる草、パートさんが長靴でなく運動靴で作業できる丈の短い草、バンカープランツとなって土着天敵が増えやすい草…。使い方も意識的に刈り残し部分を作って天敵の住処としたり、樹冠下と通路、支柱周辺部、ノリ面を違う草種にするなど、自在になりつつある。
花が咲く草種などを用いれば観光農園のウリにもなる。草があるという自然に近い状況で栽培することで、天敵や微生物、そしてお客さんも呼べるなど、果樹園が豊かな空間に変わる可能性を持つ管理法でもある。
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トピックス
2012-12-17T09:12:00+09:00
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レモンの移植
やっと、八重山にも肌寒い季節がやってきました。
長ズボンに長袖、のシーズンです。
この季節、樹木の移植の適期です。
込み合ってきたレモンの移植を行いました。
9月末に台風17号の直撃を受け、その時傷んだレモンの若木を撤去し、レモンの移植を行います...
長ズボンに長袖、のシーズンです。
この季節、樹木の移植の適期です。
込み合ってきたレモンの移植を行いました。
9月末に台風17号の直撃を受け、その時傷んだレモンの若木を撤去し、レモンの移植を行います。
込み合ってきたレモンの樹木たち
雨が多いのもこの季節の特徴です。
若木の跡地を掘り起こします。
一度ユンボを使って深く掘ってあるので、土は柔らかいのですが、雨を含んだ土は重く、重労働です。
土を掘るといたるところからミミズが出てきます。
ミミズがしっかりと仕事をしてくれているんだなあと感謝!!
かなり深くほっとところで、いよいよレモンの移植。
友人に手伝ってもらいました。
まず、枝を剪定し、掘るのと持ち運び可能な大きさにします。
掘り取ったレモンの樹
根の状態
レモンの取り木苗ですので、直根はありません。シークワーサーの様に直根があった場合、作業時間は倍以上となります。
次に土を払いながら、株元からかなり離れた位置から円周上に根を切っていきます。
最初の1本は、かなり時間がかかったのですが、2本目からはかなりスムースに作業が進みます。
大きな根は、のこぎりで切って、いよいよ持ち運びです。
移植先には、たい肥をかなり入れ、元肥とします。
樹を立て、土をかぶせていきます。
途中で、たい肥をさらに入れ、さらに土をかぶせます。
ぐちゅぐちゅになるまで水を注ぎ、空気が入らないようにし、しっかり踏み固めたら、再度剪定。
根を相当切ったので、枝をかなり切らないとバランスが保てません。
最後に支持棒を入れ固定して終わり、です
6本のレモンの移植に約4時間。
春の芽吹きが楽しみです。
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果樹
2012-12-03T09:49:00+09:00
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島バナナの株分け
さわやかな風が吹いて、気持ちの良い日が続いています。
今日は、島バナナの株分けをします。
島バナナの親株から出てくる吸芽(きゅうが)を掘り取って移植します。
きわめてシンプルです。
こちらが親株、親株の周りから数本の吸芽が出ているのがわかります。...
今日は、島バナナの株分けをします。
島バナナの親株から出てくる吸芽(きゅうが)を掘り取って移植します。
きわめてシンプルです。
こちらが親株、親株の周りから数本の吸芽が出ているのがわかります。
掘り取るのは、この道具を使います。
穴を深く掘るときなどに便利ですが、かなり重たいので力が必要です。
これを、掘り取る吸芽の周りに打ち込み、強制的に親株と分離します。
掘り取ると、下部に根っこが見えます。
これを移植したいところに掘って埋めるだけ!!
石垣島では、大きさにもよりますが、この株を500〜1500円位で売っています。
島バナナは、葉(偽茎)から葉が出て実を成らせる、きわめて変異の大きい植物です。
偽茎は、強風に弱くすぐ倒れるんですが、地下茎で成長しますので、実際には、とても強い植物です。
ところで、この島バナナ小笠原から明治22年に沖縄に導入されました。
明治政府は、そのほか、果敢にさまざまな果樹を海外から移植しています。
素晴らしいチャレンジ挑戦ですよね。
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果樹
2012-11-06T15:17:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107129
シークワーサーの環状剥皮
台風17号の直撃を受け、傷も癒えぬオーチャードの森です。
台風の強風に強いシークワーサーは、唯一、何の影響もなく元気です。
やはり石垣島に自生している原種の果実は強いですねぇ。
同じシークワーサーでも、品種改良されているクガニは弱く、今にも枯れそうで...
台風の強風に強いシークワーサーは、唯一、何の影響もなく元気です。
やはり石垣島に自生している原種の果実は強いですねぇ。
同じシークワーサーでも、品種改良されているクガニは弱く、今にも枯れそうでかわいそう。
過日、このシークワーサーに環状剥皮を行いました。
環状剥皮とは、枝の周りをぐるっと形成層まで剥いてしまう作業です。
形成層の外側の師管を断ち切り、養分を枝にため、来年の春、花を咲かせます。
形成層の内側の導管は、傷つけていないので水分は枝に運ぶことができ、光合成を行えます。
養分が根に行かないので、全体の1/3位の枝を環状に剥きます。
慣れてくると簡単。芽かきバサミを使うとうまくいきます。
最後に、乾燥防止のためガムテープを巻きます。
この作業、同じカンキツでもレモンには全く必要なく、シークワーサーだけです。
もちろん、環状剥皮をしなくても花を咲かせ、実をつけますが、量は少なくなります。
環状剥皮すると多くの花が咲き実をつけます。
シークワーサーは、レモンと違って、花ぶるい(生理落果)もしません。
そのままにすると重さで枝が折れるので、摘果が必要です。
品種によって、栽培方法は全く異なります。
大事なことは樹が教えてくれます。
樹を観察し、学ぶ日々です。
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果樹
2012-10-29T15:54:00+09:00
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台風17号
先週、久々に大型台風の直撃に見舞われました。
ときどき瞬間停電、すぐ復旧するなど、かなり頑張ったんですが、9月28日夕方より停電。
夜半西からの吹き返しが強まり、ゴトン・ガタンの大きな不気味な音が時折聞こえ、眠れぬ夜を過ごしました。
翌朝昼過ぎ、風が...
ときどき瞬間停電、すぐ復旧するなど、かなり頑張ったんですが、9月28日夕方より停電。
夜半西からの吹き返しが強まり、ゴトン・ガタンの大きな不気味な音が時折聞こえ、眠れぬ夜を過ごしました。
翌朝昼過ぎ、風が若干弱まったので家の周りを点検すると、屋根瓦が飛散していました。
風の強さと恐ろしさを改めて、実感しました。
オーチャードの森も大変な有様で、1週間かかってやっと修復。
疲労困憊です。
根こそぎ強風で倒れた木も多く、復旧には長期間かかりそうです。
今回の台風で、熱帯果樹は倒れたり、折れたりと風に弱いのがわかったのですが、
カンキツは風にも強く、踏ん張ってくれました。
強風に弱い木と強い木の配置を考え、防風林の強化・整備など、
今回の災難をポジティブに考え、より一層、カンキツを中心とした果樹栽培に力を注ぐ決意です。
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トピックス
2012-10-07T09:51:20+09:00
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アボカド
アボカドの収穫しています。
輝く緑の果実です。
当園で栽培している品種では、1個350g程のずっしりとした重量があります。
アボカドは、クスノキ科の常緑高木で、ほっとくと数十mにもなるので、誘引して低く、仕立てています。
そこだけがこんもりと森の様に...
輝く緑の果実です。
当園で栽培している品種では、1個350g程のずっしりとした重量があります。
アボカドは、クスノキ科の常緑高木で、ほっとくと数十mにもなるので、誘引して低く、仕立てています。
そこだけがこんもりと森の様になっています。
アボカドの歴史は古く、洞窟から発見された化石により、メキシコでは、1万年前から食用とされ、すでに優良品種の選別が行われていたそうです。
アボカドは、とにかく大きくすると脂分が多くなるので、栽培は難しくなさそうですが、以外にセンシティブなんです。
肥料を多くすると、葉っぱを落とすこともあります。
灌水に心掛け、肥料を少しずつ状況を見ながら与えなければなりません。
果実は、収穫してから追熟が始まります。
約4〜5日ほど、手で触って少し柔らかくなった食べごろです。
ねっとりとしながらもさわやかな食感に感激です。
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果樹
2012-09-19T15:20:00+09:00
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アテモヤ
今年も、アテモヤが実りました。
大きいもので、453gもあります。
熟期を誤らなければ、とても美味しい果物で、森のバニラなどとも呼ばれています。
熟期の見極めには、ちょっとしたコツがあり、これがこのフルーツのネックかなぁ。
昨年は、人工授粉で...
大きいもので、453gもあります。
熟期を誤らなければ、とても美味しい果物で、森のバニラなどとも呼ばれています。
熟期の見極めには、ちょっとしたコツがあり、これがこのフルーツのネックかなぁ。
昨年は、人工授粉で、実を成らせたのですが、今年は、石垣島の虫さんに頑張ってもらおうと
任せていましたが、石垣島の虫さんはあまり働くのが苦手のようで、実の成りが少ないです。
アテモヤは、チェリモヤとバンレイシ(釈迦頭)の交配種。
クスノキを髣髴させる香しい匂いで、害虫を寄せ付けず、無農薬での栽培が可能です。
手で先端の葉をちぎり、枝を多く発生させ、その枝を2月に2節剪定することにより、花芽を出させます。
昨年、販売したところ、反応は皆無。
友人に送っても「何?これ」と良い反応は得られませんでした。
その食感から「カスタードアップル」とも呼ばれているアテモヤ。
興味のある方は、メールでお便りください。
info*ishigakijima-lemon.com(*を@に変え、連絡ください。
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果樹
2012-09-13T15:16:00+09:00
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グリーンフラッシュ
ついに見たんです。
グリーンフラッシュ!!
一昨日、お友達と自宅で飲んでいるとき、友人が
「今日は、でるかもしれんなぁ グリーンフラッシュ」
えぇ、本当に。
半信半疑で夕日に見入りました。
石垣島に移住して6年、一度も見たことがなっかたので、また、...
グリーンフラッシュ!!
一昨日、お友達と自宅で飲んでいるとき、友人が
「今日は、でるかもしれんなぁ グリーンフラッシュ」
えぇ、本当に。
半信半疑で夕日に見入りました。
石垣島に移住して6年、一度も見たことがなっかたので、また、だめだろうなぁ・・・と
思ったその時、オレンジ色の太陽が一瞬にしてグリーンに光ったのです。
太陽がグリーンになったんですよ!!
その時間、わずか0.1秒くらい。
ほんの瞬間です。
我が家は、西に向いているので、夕日は、いつでも見えるのですが、
水平線に雲がなく、澄み切っていることがグリーンフラッシュ発生の条件となります。
さらに、我が家から見る日の入りは、夏と冬で40度くらいの角度があり、
崎枝半島と西表島との間の東シナ海に落ちる夕日は、夏の終わりと冬の終わりのそれぞれ1ケ月ほど。
そう、グリーンフラッシュを見るには、きわめて条件が厳しんです。
それだけに、見たときの感動は、まさに圧巻!!
残念ながら、ノーフォトです!!
写真に撮るには、連続でシャッターを切るしかなさそう!!
このグリーンは、今まで見たことのないグリーンのような気がします。
グリーンフラッシュを見た人には、幸せが訪れる・・・言い伝えがあるそうです。
鮮やかな透き通ったグリーン・・・石垣島の素払い夕日です
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トピックス
2012-09-03T20:17:00+09:00
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レモンの出荷
いよいよ、レモンの出荷を開始しました。
春3月、花を咲かせ、蜂を呼び寄せ、蕾となったレモンは、
燦々と輝く太陽と海渡る海風に育てられ、半年かけて緑の石垣島レモンとなりました。
普通のレモンは、春・夏・秋に花を咲かせ、実を成らせる四季成りですが、
石...
春3月、花を咲かせ、蜂を呼び寄せ、蕾となったレモンは、
燦々と輝く太陽と海渡る海風に育てられ、半年かけて緑の石垣島レモンとなりました。
普通のレモンは、春・夏・秋に花を咲かせ、実を成らせる四季成りですが、
石垣島レモン(品種名:マイヤーレモン:オレンジとの交配種)は、オレンジの形質を強く受け継ぎ、
春に花を咲かせ、ゆっくりと熟成します。
昨年は、病害虫に悩まされ、歩留まりは約半分程度だったのですが、
今年は、冬の間に病害虫の対策を行い、歩留まりはまあまあです。
毎年、毎年、気候条件が異なるので、レモンの樹を見ながら
適切な対策を行わなければなりません。
よく「知りたいことは樹が教えてくれる」と言いますが、
本当にその通りです。
大切なことは、じっと見守ることです。
オーガニック栽培(有機栽培)を標榜としていますので、
JAS有機法に基づき農薬を厳選し、しかも、できるだけ少なく散布します。
発酵鶏糞を主に肥培管理をすると、瑞々しくジューシーな果実が得られます。
一つ一つ丁寧に収穫。
大地の恵み、小さな幸せをかみしめながらの収穫です。
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トピックス
2012-08-29T17:31:00+09:00
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ホスピタリティー
今年は、本当に台風のあたり年で、14号&15号の襲来です。
先日、台風の合間を縫って、友達と西表にダイビングに行きました。
ギンガメの群れ
オニダルマオコゼ(背びれに猛毒)
ヤシガニ(道路際にいました)
西表には、上原港と大原港の...
先日、台風の合間を縫って、友達と西表にダイビングに行きました。
ギンガメの群れ
オニダルマオコゼ(背びれに猛毒)
ヤシガニ(道路際にいました)
西表には、上原港と大原港の二つの港があります。
上原港は、いったん外洋に出るため、よく欠航となり、その時は、バスで大原港に行き、
大原港から石垣に戻ります。
今回も帰りは、台風の影響で上原港が欠航となり、大原港からの戻りとなりました。
大原港から石垣島へは、ラグーンの中を走るため、ほとんど波がなく本当に台風が来ているのと思うほどです。
さて、帰りの船の中で、友人が
「しまった。靴を忘れた。どこに置いたんだっけ?」と数日前のことを必死に思い出そうとしますが、
悲しからずや年のせいで、なかなか思い出ません。
「もしかしたら、石垣港のトイレで着替えたのでそこに忘れたのかもしれん」
「それなら、遺失物として取っておいてくれてるかもしれん」と私。
「念のため、宿に連絡してみる。電話貸して」
面倒なので自分の携帯は持ってこないのだと偉そうに言い放つのです。
宿に電話して、靴(中に靴下をつっこんでいる)がおいていないかどうか。尋ねる友人。
何とか見つかりました。
悪運の強い友人です。
着払いでの郵送を依頼し、電話を終えました。
それから、数日後。
「ちょっと!ちょっとぉ!!」と興奮した声で友人が電話をかけてきました。
「靴を送ってきたんだけで。靴下が洗濯してあった。えらい親切だねぇ」
と感心した様子です。
私も、靴下を洗濯して送るなど・・前代未聞。
なんという ホスピタリティーでしょう!!
親切を通り越していますよねぇ
友人が最後に「また行くから!!」
私「・・・・」
実のところ、あの、大酒飲みでヘビースモーカーの相手をすると思うとかなり憂鬱なのですが、そうは言えません。
宿は、西表上原にある「うえはら館」です。
上原には、1度行くと十年来通っているかのようなハートフルな「あけぼの館」
さらに、西表最西端の白浜には、植物に詳しい女将のいる「金城旅館」。
事前に丁寧にお願いすれば、植物の案内をしてくれるかも。
などがあり、西表に行くときは、宿の選択に本当に困ってしまうのです。
南の島の宿は、本当にアツイです。
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トピックス
2012-08-21T15:48:00+09:00
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コノハズク
朝、起きると防風ネットに茶色の物体が引っかかっています。
実は、今年は、台風のあたり年で、1ケ月前から防風ネットを張ったままにしていたのです。
ネットを外そうとすると、台風発生のニュース。
今年は、防風ネットが、なかなか外せません。
茶色の鳥っ...
実は、今年は、台風のあたり年で、1ケ月前から防風ネットを張ったままにしていたのです。
ネットを外そうとすると、台風発生のニュース。
今年は、防風ネットが、なかなか外せません。
茶色の鳥って見かけないなー。
近づくとばっさと激しく動いたんです。
ネットに引っかかって死んでいると思いこんでいたので。
もうびっくり。
よく見ると、コノハズクです。
体長は、20cm位。
眼球がくるくると動きます。きれいな黄色の眼です。
こんな近くで見たのは初めてです。
コノハズクの体は、とても柔らかく、小さいんです。
羽根は、すごく滑らか、とてもきれいです。
爪は、鋭く、ギュッとネットを握り、嘴は、鋭角的に曲がっていて、かっこいいです。
さすが、森の賢者さんですねぇ。
森の賢者さんとは、ララ(ラブラドールレトリバー 5歳)と朝の散歩で時々、遭遇するんです。遭遇するのは、10日に1回くらいでしょうか。
近くの大きな松の木で、2組のつがいだったり、1組だったり、1羽だったりとその時々で会うのは異なるんですが、いずれの場合も「森の賢者さん、おはよう」とあいさつする仲?です。
そっと近づいて、触ろうとすると、激しく暴れます。
「大丈夫だからね」優しく、そっと体を抱え、羽に傷がつかないように、ネットから外そうとするんですが、なかなか外れません。
きっと激しく暴れたんでしょうね!!ネットに絡みついています。
最初、激しく抵抗していたのに、私が助け出そうとしているのが分かったのでしょうか。動きを止めじっとしています。
「すぐ外すからね!!」ついにハサミでネットを切ることにしました。
格闘すること約15分。
やっと外れました。
大空へ、放ると、森の方へしっかりと羽ばたいて飛んでいきました。
なんかとても幸せな、温かな気持ちになりました。
「森の賢者さん、元気でね!!」
さて、それから数日後のことです。
妻がキッチンから
「ちょっと、来て来て!!」と叫び、「あれあれ!!」と庭を指さします。
窓からわずか5m位のところにイノシシの親子がいるではないですかぁ!!
お父さんとお母さん、それに子供が6頭。
みんな、丸々と太っています。
仲良さそう!!寄り添っています。
この季節、ガーデンではグアバがたわわに実っているので、デザートタイムでしょうか!!
あわててカメラを向けると走り去ってしまいました。
お尻しか映っていないんで、ごめんなさい。
なんと、自然豊かな石垣島なんでしょう!!
動物園の中で暮らしているみたいです。
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トピックス
2012-08-16T17:49:00+09:00
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植物の香り
今回は、植物の香りの話題です。
以前のブログで、石垣島に自生する山葡萄について記述しました。
石垣島の山葡萄は、多少酸っぱいものの、ジャムなどにするととても美味です。
しかし、粒が小さく、収穫量が少ないのが欠点です。
文献によれば、山葡萄には、雄木と...
以前のブログで、石垣島に自生する山葡萄について記述しました。
石垣島の山葡萄は、多少酸っぱいものの、ジャムなどにするととても美味です。
しかし、粒が小さく、収穫量が少ないのが欠点です。
文献によれば、山葡萄には、雄木と雌木とがあり、他のブドウなど異なる花粉で交配することにより、粒が大きくなる可能性があるとのことです。
そこで、山梨から暑さに強いブドウ、数種を取り寄せ、植えましたが、すべて失敗。
原因は、意外なことでした。
葉っぱが、すべて虫に食われてしまったのです。
「うーん!!ショック」
葉っぱがなければ、光合成ができず、植物は、衰弱し、枯れてしまいます。
もちろん石垣島で自生している山葡萄の葉は、全く虫に食べられた跡はありません。
山葡萄の葉
そのまま放置。それから3年。
ある時。ふとブドウの蔓を見ると、何と葉っぱが生えているではありませんか!!
マスカットベリーAの葉
植物には、様々な部位から色んな香が発生することが知られています。
香には、受粉するため虫を引き付けることや、逆に害虫を忌避するための役割があるそうです。
3年間の間に、マスカットベリーAは、食害を受けた害虫から身を守るために、石垣島の害虫に対する忌避香を出すようになったんでしょうか?!
何という生命力!!
すごいぞ。マスカットベリーA.
圧倒的な植物の生きる力ですよね。
葉っぱが生えたのは、マスカットベリーAのみ。
この品種は、父方が、香と味のバリエーションに富んだヨーロッパ系品種。
母方が、病害虫に強いアメリカ系品種。
日本の高温湿潤な気候の中でも病気に強く、元気に紫黒色の大きな粒をたくさんつけるので知られていますよね。
早速、誘引しました。
来年、山葡萄がどのようになるのか、ならないのか。
今から楽しみです。
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果樹
2012-08-12T17:23:00+09:00
tiida-tumoru
JUGEM
tiida-tumoru
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グァバ
今年は、台風のあたり年。
台風が発生すると、進路を注目。
知り合いとの挨拶は、台風の話題となります。
大きな台風が来ても、石垣島ではめったに死者は出ません。
台風が来れば、家の中でじっとしていて、畑を見に外に行く人などいないからです。
自然の力がいか...
台風が発生すると、進路を注目。
知り合いとの挨拶は、台風の話題となります。
大きな台風が来ても、石垣島ではめったに死者は出ません。
台風が来れば、家の中でじっとしていて、畑を見に外に行く人などいないからです。
自然の力がいかに強力なのか、皆よくわかっています。
台風襲来への準備と後片付け。
大変な作業となります。
グァバに、たわわに実が付きました。
早速、グァバジュースを作ります。
いたって簡単。
まず、熟れたグァバの収穫です。
色の変わっているのが採れ時です。
熟れたグァバを、水洗いし、四つに切ります。
それをミキサーに入れ、少量のスポーツ飲料で撹拌します。
ザルで濾して出来上がり。
グァバのジュースは濃厚なので、ザルで濾すときスプーンでザルの表面をこするようにする必要があります。
グァバは、鳥さんも大好き。
たわわに成った実の半分は、鳥さんの分です。
グァバの葉は、乾燥させてお茶にします。
とても美味しんですよ。
ポリフェノールたっぷりのグァバのジュースの完成です。
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果樹
2012-08-07T17:19:00+09:00
tiida-tumoru
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島バナナ
最近、雨が多く、水やりの必要がありません。
炎天下での灌水は、とてもきつくて重労働。
雨の日は、神様が私の代わりに水やりを行っていると考え、大手を振って晴耕雨読。
果樹もたっぷりと水と太陽の光を受け、元気いっぱいです。
特に今年は、昨年台風が少なか...
炎天下での灌水は、とてもきつくて重労働。
雨の日は、神様が私の代わりに水やりを行っていると考え、大手を振って晴耕雨読。
果樹もたっぷりと水と太陽の光を受け、元気いっぱいです。
特に今年は、昨年台風が少なかったのでバナナが豊作です。
バナナは葉っぱで光合成を行い、育つので丈夫な葉が必要です。
風が強いと葉は、幾重にも千切れ幹(仮茎)も大きくなりません。
先日、新聞にバナナ泥棒が多くて困っていると記事が載っていました。
特に島バナナは、その絶妙のテイスト(酸味と甘さ)で人気が高く、高値で取引されています。
バナナの定植から出蕾まで、約1年、葉数にして40枚ほどですが、赤いいわゆるバナナハートと呼ばれる蕾(雄花)が出てくるときはちょっと感動。うれしくなります。
東南アジアをよく旅する友人が、このバナナハートを見て
「東南アジアで食べるバナナハートはおいしいのに、石垣島で食べるバナナハートはなぜまずいんですか?」
と質問をうけました。
インターネットで調べるとバナナハートを使ったレシピがたくさん出てきます。
しかし、私もバナナハートを使って調理を試みましたが、パサパサとしてとても美味しいとは思えませんでした。
なぜなんでしょう!!
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花
2012-07-26T16:42:00+09:00
tiida-tumoru
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レンブの取木
レンブの取木を行いました。
3本行った内2本を地植えしました。
3月の下旬、幹の表皮を約5?ほど、環状に剥皮します。
そこにたっぷりと水を含ませたミズゴケをアルミホイールで巻き、さらにビニールで覆い乾燥しないようにします。4ケ月から5ケ月後、根が生えてきま...
3本行った内2本を地植えしました。
3月の下旬、幹の表皮を約5?ほど、環状に剥皮します。
そこにたっぷりと水を含ませたミズゴケをアルミホイールで巻き、さらにビニールで覆い乾燥しないようにします。4ケ月から5ケ月後、根が生えてきます。
まだやわらかい根なので、日陰で半年くらい養生しながら来年の春地植えするのが一般的ですが、レンブは強いのでそのまま地植えすることにしました。
形成層まで表皮を削ることで、形成層の内側にある導管は傷つけず、形成層の外側にある師管を取り除くことで、枝に栄養分を蓄えさせ、根を発生させます。
レンブは、フトモモ科の常緑中高木です。
こんもりとした山のようになる樹木です。
レンブのみはほのかに甘く、サクサクとした食感が大好きです。
夏は、水分補給に、毎日食べています。
アントシアニンを多く含むとありますので、健康にもよいのでしょう。
レンブの取木の状態です。
普通はアルミホイールだけ巻けばいいのですが、カラスが悪さをするので強いビニールでさらに巻き、乾燥させないようにします。
ビニールを外します。
さらに、アルミホイールを外します。
根の生えているのがわかりますか?
これを地植えします。
弱い根と上部のバランスが悪いので、約1/3位に剪定します。
剪定前
剪定後
3〜4年くらいで実を付けるようになります。
しばらくは水やりが欠かせません。
レンブのほのかな赤い実と甘さが暑い夏をしばし忘れさせてくれます。
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果樹
2012-07-20T08:38:00+09:00
tiida-tumoru
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107117
ホワイトサポテ 種
ホワイトサポテが収穫期を迎えました。
こちらは花粉のないスマザーズと言う品種。
大きな果実です。
直径は、約10cm。重さは大きいもので500gを超えます。
こちらは花粉のあるモルツビー。
人工授粉でスマザーズへ受粉させます。
...
こちらは花粉のないスマザーズと言う品種。
大きな果実です。
直径は、約10cm。重さは大きいもので500gを超えます。
こちらは花粉のあるモルツビー。
人工授粉でスマザーズへ受粉させます。
ホワイトサポテ(シロサポテ)は、ミカン科シロサポテ属の果物です。
収穫後、短期間で追熟できます。
味は、・…?
この質問が一番難しいです。
類を見ない味だからです。
友人は、ラフランスを甘くした味だぁ!!
と言っていましたが、そうでもあり、そうでもなく…
7月から販売の予定でしたが、果皮が薄く、輸送に向かないことと、今回は石垣レモンをベースにしたトロピカルマーマレードの原材料とするので販売は見合わせます。
果実を割ると、こうなっています。
中から4つの大きな種が出てきました。
種は、生で食べると有毒だそうですが、天日で乾燥させローストするとナッツとしても食べられるそうです。
ホワイトサポテの栽培は簡単です。強い樹勢ですので、手間いらず。
このホワイトサポテの種がほしい方は、返信用封筒に住所・氏名を明記の上90円切手を貼り申し込みください。
なお、HPの「お問い合わせ」から必ず在庫の確認をしたのちお申し込みください。
お一人2個くらいを目途にプレゼントします。
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果樹
2012-07-12T15:46:00+09:00
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石垣島レモン
屋号を「ティーダとトゥモール」から「石垣島レモン」に変更しました。
今年もレモンがたわわに実りました。
レモンの果樹園を歩いていると気持ちが安らぎます。
カンキツの匂いってとても良いですね!!
さらに今年は、シークワーサーがとてもたくさん実...
今年もレモンがたわわに実りました。
レモンの果樹園を歩いていると気持ちが安らぎます。
カンキツの匂いってとても良いですね!!
さらに今年は、シークワーサーがとてもたくさん実りました。タワワ、タワワの状態です。
カンキツは、主枝を3本に決め、枝をたくさん出させます。
真ん中に光が十分入るように剪定し、主枝の中の1本を秋に環状剥皮します。
環状剥皮によって、形成層の内側の導管から枝に水分が供給され、逆に師管が取り除かれることによって、栄養分が枝に蓄えられ、花が咲きます。
減農薬・オーガニック栽培のシークワーサー、いかがですか!!
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トピックス
2012-07-06T08:11:00+09:00
tiida-tumoru
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107115
ビワ
3,4年前、師匠から頂いたビワの木にやっと花が咲きそうです。なかなか、花が咲かなくて、師匠に「ビワの苗は実生ですか?」と尋ねましたが、「忘れたなあ」と一言。*実生(種から育てた植物)数年たってもあまり大きくならず、忘れかけてた今年、やっと花が咲きそうで...
なかなか、花が咲かなくて、師匠に「ビワの苗は実生ですか?」と尋ねましたが、
「忘れたなあ」と一言。
*実生(種から育てた植物)
数年たってもあまり大きくならず、忘れかけてた今年、やっと花が咲きそうです。
取り木苗だったのですね。
ビワの葉は、お茶にしたり、薬用にしたり、有用な果樹です。
ビワはバラ科の常緑高木。
江戸時代に中国から渡来した果樹だそうです。
石垣島でもかつては、大々的に育てられてたそうですが、鳥害がひどく、ハウスでの栽培だったそうです。
その後、マンゴーが経済栽培としては適しているとのことで、マンゴーに代えられました。
栽培に関しても難しいことはありませんが、枝を大きく広げるのがポイントだそうです。
今年は、様子を見ながらとしましょう。
摘蕾と摘果により、大きな実をつけるようにします。
これは果樹全般に対して必要なことです。
果樹に任せていたのでは、美味しい果実は得られません。
適当に摘蕾と摘果を行っていると、大体こんなものだと「勘所」が分かるようになります。
厄介なのは、袋がけ。
4月頃が石垣島では適期だそうです。
そうするとみずみずしい大きな果実に育つはずです。
ビワの果実が黄色く色づき、芳香を放ち始めたらいよいよ収穫です。
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果樹
2011-11-03T14:42:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107114
インドナツメの受粉
レモンの収穫・発送が終わり、ほっとしています。
台風の襲来と進路に一喜一憂。
台風が来なければ、果樹栽培も順調なんですけどねェ。
今年は、台風が少なく、アテモヤも大収穫でしたが、アテモヤを知らない方が多く、販売には至りません。
しかし、ティーダとトゥ...
台風の襲来と進路に一喜一憂。
台風が来なければ、果樹栽培も順調なんですけどねェ。
今年は、台風が少なく、アテモヤも大収穫でしたが、アテモヤを知らない方が多く、販売には至りません。
しかし、ティーダとトゥモールのショップでは、アテモヤのグラニータやレモンのシャベットが大人気。
アテモヤの普及には、相当長い年月がかかりそうですね。
インドナツメにたくさんの花が咲きました。
小さな薄い黄緑色の花です。
頂芽の剪定を頻繁に繰り返し、枝をしっかりと作ってあげると
すごい量の花が咲きます。
今日も曇り空で、雨が降りそうですが、石垣島では、インドナツメの花が咲くこの頃は秋雨前線が停滞することになります。
昨年は、長雨で、インドナツメの花粉が流され、ほとんど実を付けませんでした。
今年は、昨年の失敗に懲り、ブルーシートを張り、人工授粉も頻繁に行いました。
インドナツメの花は、レモンの花と違ってあまり匂いを放ちませんので、訪花昆虫も少なく、わずかにアリさんが忙しく働いてくれるのみです。
そこで、人工授粉を3〜4日に1回くらい行いました。
インドナツメは病害虫に強く、手間も要らないので育てやすい果樹です。
結果は来年の2月〜3月。
しゃきしゃきっとした美味しいインドナツメが食べられるか期待も大です。
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果樹
2011-10-07T11:07:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107113
ブオニッシモ!! アテモヤのグラニータ
アテモヤを使ってグラニータを作りました。
これがブオニッシモ(絶品)なんです。
アテモヤの素材の力が活かされました。
*アテモヤについては、果樹の項目を参照ください
*グラニータについては、シチリア リモーネの旅〜グラニータ〜を参照ください。
ティ...
これがブオニッシモ(絶品)なんです。
アテモヤの素材の力が活かされました。
*アテモヤについては、果樹の項目を参照ください
*グラニータについては、シチリア リモーネの旅〜グラニータ〜を参照ください。
ティーダとトゥモールのお店で出したところ大好評。
今年は、5月に台風が来た後は、台風襲来もなく、アテモヤの大豊作となりました。
台風さえなければ石垣島は天国のようなところです。
アテモヤは、しっかりと常温で熟させ、十分冷やすのがおいしく食べるコツです。
このアテモヤを豊富に使い、グラニータを作ります。
果樹栽培もさることながら、収穫した果樹を使っての調理もまた楽しいものです。
まあ、グラニータとは、シャーベットのようなもの。と考えていただければ良いですが、さまざまな試行の結果。はなはだ頼りない私の舌の感じでは、シチリアのノート市にある有名な「カフェシチリア」のグラニータに匹敵する美味しさとなりました。
アテモヤは、雌雄異熟でめしべ先塾型。
開花期でおしべは花粉を放出するのですが、その時めしべは先に熟し終え、受粉能力がありません。
そこで、開花期のおしべから花粉を取り出し、開花期1日前の花を押し広げめしべに受粉させる必要があります。
しかも開花期は夜。
夜光性のハブとの競合となります。
虫による受粉も可能で、そのため虫が好きなパイナップルも植えていますが、虫は気まぐれで、また、めしべが円錐形の形をしているため、虫による受粉では、きれいな丸い形にはなりません。
果樹栽培は、いろいろなテクニックがあり、面白いですが、手間がかかります。
好きではないとできません。
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トピックス
2011-09-15T09:13:00+09:00
tiida-tumoru
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アテモヤの収穫
アテモヤの収穫が始まりました。
2月下旬、剪定したアテモヤ。5月の台風でかなりの実が落ちましたけだ、生き残った実が完熟を迎えました。
アテモヤは、チェリモヤとバンレイシ(シャカ頭)のハイブリッド果で、森のバニラと呼ばれるクリーミーな果実です。
...
2月下旬、剪定したアテモヤ。5月の台風でかなりの実が落ちましたけだ、生き残った実が完熟を迎えました。
アテモヤは、チェリモヤとバンレイシ(シャカ頭)のハイブリッド果で、森のバニラと呼ばれるクリーミーな果実です。
今年の2月下旬。
剪定を行い、あらたな枝を発生させます。この新梢に花が付き実がなるのですが、やっかいなのは、雌雄異熟で、しかもメシベ先熟型であること。
つまり、開花時に花粉が放出されますが、そのときすでにメシベの受粉能力は終わっているので、開花時の花粉を取り、開花1日前の花を無理やり広げ受粉させるという手間が必要なのです。
そして、開花するのは夜。受粉は夜(夕方)、夜間生物のハブとの競合になります。
石垣島では、虫の手を借りて受粉させることができると聞いたので、虫の好きなパイナップルを植え、試してみましたが、結果ははかばかしくありませんでした。やはり、”人間の手で人工授粉させる”、努力を惜しんではいけないということなんでしょうか!
このアテモヤを使って、シャーベット作りに挑戦。
結果は後日。
アテモヤに興味がある方は、ご連絡ください。
サンプル出荷したいと思います。
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果樹
2011-09-10T16:14:00+09:00
tiida-tumoru
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マイヤーレモンの収穫
マイヤーレモンの収穫が始まりました。
春3月、可憐な小さな花をつけたマイヤーレモンは、そのかぐわしい香りで蜂を呼び寄せ受粉し、強烈な太陽と海のミネラルに育てられて半年間。芳醇なマイヤーレモンとなりました。
台風銀座の石垣島において、果樹栽培はひや...
春3月、可憐な小さな花をつけたマイヤーレモンは、そのかぐわしい香りで蜂を呼び寄せ受粉し、強烈な太陽と海のミネラルに育てられて半年間。芳醇なマイヤーレモンとなりました。
台風銀座の石垣島において、果樹栽培はひやひやドキドキ。
台風が来るたびに、緊張感が走ります。
主な作業は、果てしなく大きく広がる雑草取り。冠水。肥料。消毒。剪定など。
水遣りも3時間。炎天下での作業は過酷です。
とりわけ大事なのは、冠水と雑草取り。
植物を育てるのは水分と日光ですからね。
半年にわたって手塩にかけたレモンがたわわに実を付け、大きくなるとなんとなく充実感に満たされます。
至福のひと時です。
オレンジとの交配種のマイヤーレモンは、普通のレモンが年3回春・夏・秋に花を咲かせるのに対し、春に1回だけ咲きます。しかも、葉が少ないので、収穫量は、通常のレモンに比べ数段落ちるんですが、テイストは抜群なんです。
そんなデリケートなマイヤーレモン、今年(2011年)は、予約で完売いたしました。
ご予約いただいた皆様には、感謝の一言です。
順次発送を行っていますので、今しばらくお待ちください。
なお、届いた皆様には、感想などお聞かせいただくと幸いです。
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果樹
2011-09-06T02:03:00+09:00
tiida-tumoru
JUGEM
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107110
レモンジュース
旅行会社から送られてきた雑誌に「ラマダーン(断食月)とエジプトでのレモンの思い出」という一文が載っていた。
断食というと苦行を連想しますが、「実際のラマダーンは、仲間が集まり、美味しい料理を楽しむ。夜の街はライトアップされてきらきら光り、うれしい楽しい...
断食というと苦行を連想しますが、「実際のラマダーンは、仲間が集まり、美味しい料理を楽しむ。夜の街はライトアップされてきらきら光り、うれしい楽しいことが目白押しの日々が始まる」そうだ。
ラマダーンには、小さめの黄緑色のレモンが飛ぶように売れるようになるそうです。
レモンはエジプト人にとって欠かせない食材。になっているからと著者は説明します。
11歳になった著者の目標は、「ラマダーン明けの時間に合わせて、家族の皆に美味しいレモンジュースを作ること」。レモンジュースへの情熱により毎日の断食をしていたと回想する。「それくらい、レモンジュースが乾いた体に染み渡る美味しさは断食していればなおさら感じられる贅沢なのであった」
このレモンジュースのレシピ
・レモン2〜3個
・水 500cc
・角氷 2,3個
・ペパーミントの葉一枚
・砂糖:お好みに合わせて
(作り方)
先ずは、レモンの皮と種を取ること。
水とレモンを細かくなるまでミキサーにかける。
氷、ぺパーミントの葉っぱ、それから砂糖を加えてから、もう一度材料全部を2分ほどミキサーにかける。
「断食があける時間である日没の30分前は、家も外の街もあわただしい。日が沈むにつれて皆そわそわとして落ち着かない気持ちになる。(中略)まもなく、断食の時間が明け、家族のだんらんが始まる。そして、間もなく皆で美味しいレモンジュースを飲む時間がやってくる」
レモンジュースへの思いがみずみずしい言葉でつづられていました。
そこで、さっそく、レモンジュースに挑戦しました。
先ず使うのは、マイヤーレモンではなく、南洋レモンです。
この南洋レモンは、通常のレモンのように、春・夏・秋に花が咲き実をつける四季成りのレモンです。味は、マイヤーレモンに比べ落ちるものの。(普通のレモンの味ですよ)種がなく、なんといっても旺盛な成長と豊産性が際立っています。
*マイヤーレモン(レモンとオレンジの交配種)が実をつけるのは一年に一回だけです。
農園には、1本だけ南洋レモンの木を植え、一年中レモンを使えるようにしています。
写真ではわかりにくいんですが、右が南洋レモンで、左がマイヤーレモンです。葉の数が全く異なるほか、木の勢いが違うんです。
ちなみに、葉の数が多いほど実をつけます。
先ず、水で洗った後、皮のまま、輪切りにし、水・砂糖を加え、ミキサーにかけます。
出来上がったのは、かなり苦いレモンジュースでした。
やはり皮の苦みが相当効いています。
皮には、抗酸化作用や、抵抗力アップの成分が多く含まれてはいますが、やはり飲みにくい。
そこで、再度挑戦。皮を取り除き、最後に皮と実の間にあるワタの部分を濾して、美味しいレモンジュースができました。
レシピ
・レモン:3〜4個
・水:500cc
・砂糖:60g
これで、暑い夏も乗り越えられるかも!!
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果樹
2011-08-16T16:13:00+09:00
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http://tiida-tumoru.jugem.jp/?eid=1107109
ライム
内地で苗を買って、庭に植えたライムに今年初めて実が付きました。
地植えして4年目の夏です。
小さなボディの割に大きな実を付けました。
香りが強く、ちょっとデコボコしています。
ライムと言えば、ジンライム。
さっそく試してみましょう!!
...
地植えして4年目の夏です。
小さなボディの割に大きな実を付けました。
香りが強く、ちょっとデコボコしています。
ライムと言えば、ジンライム。
さっそく試してみましょう!!
切ってみると、果汁はまだ乗っていませんが、
強烈な柑橘の匂い。
ジンライムにするとちょっときつ過ぎるかも。
強烈な酸味。
もう少し果汁が乗るまで待った方がよさそうです。
9月に入ったら、再度チャレンジしましょう。
それまで袋をかぶせて、ちょっとお休みです。
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果樹
2011-07-05T11:11:00+09:00
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レンブの実
暑くなりました。
毎日、壮大な夕陽を見ながら、ビールが美味しいです。
今年、初めてレンブに実が付きました。
4年前、レンブの取り木苗を3本植えたのですが3本とも枯れ、翌年再度挑戦して、すくすくと成長しています。
今年は、レンブのほか、ホワ...
毎日、壮大な夕陽を見ながら、ビールが美味しいです。
今年、初めてレンブに実が付きました。
4年前、レンブの取り木苗を3本植えたのですが3本とも枯れ、翌年再度挑戦して、すくすくと成長しています。
今年は、レンブのほか、ホワイトサポテ、レイシ(ライチ)、ライムなど初めて実ったものが多くなりました。
果樹は、ある程度成長しないと実が付きません。
これから年ごとに実りが多くなります。
果樹栽培の醍醐味です。
レンブは、フトモモ科の常緑中高木です。
熱帯のリンゴと呼ばれるように、熟してくると下の方から段々と赤くなります。
熟したものは、かなり甘くなりますが、みずみずしくて水分補給にぴったりです。
写真では、すでに鳥に一部かじられています。
たわわに実るようになると、半分は鳥が食べ、残りを人間が頂くなるようになります。
豊産性の果樹なので、袋がけなどすると作業量が膨大になります。
石垣島では、3月から5月にかけて開花し、5月から7月に熟期となります。
一年で一番暑い7月に熟するレンブはまさに夏の果物です。
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果樹
2011-06-29T16:58:00+09:00
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ピタンガの接木
今年は天候が異常です。
知り合いのパイナップルを作っている農家に行くと、今年は、2〜3月に寒く、その後の日照不足で、例年よりパイナップルが小さく、あと1ケ月以上しないと島パインは収穫できないと嘆いていました。
果樹と向かい合って生活していると、どうして...
知り合いのパイナップルを作っている農家に行くと、今年は、2〜3月に寒く、その後の日照不足で、例年よりパイナップルが小さく、あと1ケ月以上しないと島パインは収穫できないと嘆いていました。
果樹と向かい合って生活していると、どうしても天候のことが気になります。
地球温暖化の影響を石垣島はもろに受けていると実感できます。
今年はピタンガの増産を計画し、2月下旬接木を行いました。
一般的に石垣島では、接木は秋から春にかけてが良いとされていますが、台木の状態や、穂木の充実度、天候など様々な状況を判断しなければなりません。
接木したピタンガです。もう30?に成長しました。
石垣島に自生しているピタンガの熟した種子を取り播種したのが一昨年の秋、そして大きくなった台木約30本に接木したのが、今年の2月末でした。
いつもはそれほど時間をおかず、芽が出てくるのもなのですが、今回、芽が出てきたのが、5月に入ってからでした。
とくに2〜3月にかけてすごく寒い日が続いたので、このような結果になったのだと思います。
6月に入って発芽してくるものもあり、本当に異常です。
成功率は3〜4割で、よくありません。
このような寒い年は、4月に入ってから接木するのが良いと思われます。
もちろん、植物の種類にもよりますが、特にピタンガは、茎が細く、接木するには、難しい部類の一つです。
接木に失敗したピタンガ。台木の芽を生かし、秋に再度チャレンジします。
ピタンガは、ブラジル原産のフトモモ科の常緑低木です。
石垣島に自生しているピタンガは、樹脂臭が強く、カラスも見向きしませんが、優良品種を接木すれば、素晴らしい味覚となります。しかも土壌を選ばず、風に強く、年2回収穫できるとなれば、これは外すわけにはなりません。
穂木の真ん中の緑の点が新たらしい芽です。
実生でも変異が少ないので、種を適当に播いておけば、立派な防風林となります。
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果樹
2011-06-20T09:12:00+09:00
tiida-tumoru
JUGEM
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圧巻!! オガン
梅雨があけ、暑い夏がやってきました。
今年は例年よりかなり早く梅雨があけました。
さんさんと照りつける太陽に植物はうれしそうですが、じりじりと皮膚を焦がすような太陽は、農作業にとって危険です。昨年は、熱中症で10日間もダウンしたので、今年は休憩を余計に...
今年は例年よりかなり早く梅雨があけました。
さんさんと照りつける太陽に植物はうれしそうですが、じりじりと皮膚を焦がすような太陽は、農作業にとって危険です。昨年は、熱中症で10日間もダウンしたので、今年は休憩を余計にとりながら気を付けて作業したいと思います。
そんな中、過日、西表にダイビング行きました。
オガンの正式名称は、仲の神島といい、西表の西南15?にある無人島です。
ダイバーのあこがれのスポットになっているのです。
私もチャレンジ3年目にして初めて潜ることができました。
なぜ、オガンかと言えば、ダイビングそしてアプローチの難しさでしょう。
まず、とても速い流れ中でのダイビングなので、それなりのスキルが必要です。潮がそれなりに収まる日でなければなりません。そして最寄りの港から約1時間から1時間30分、かなり遠いところがポイント(燃料代がかかる)なので、ある程度の人数がそろわなければなりません。さらに、波が穏やかでなければなりません。これらの条件に合った日は、年間を通してもごくごく少ないのです。
そんな思いをしてまで行きたいと思う人が多いのは、やはり理由があります。
それがこれだ!!
イソマグロの大群です。
最大のものは約80?。数十匹の群れが目の前をゆったりと泳ぐさまは、とてもこの世のものとは思えません。早い流れのため、片手でしっかりと岩をホールドしつつ、次から次へと現れるイソマグロの群れ、水族館で見るのとは臨場感が全く違います。
後で聞いた話によるとこのイソマグロとてもまずいんだそうです。
そのため。誰も釣らないのでこのように群雄できるんですねえ。
このような潮に流れながらのダイビングはドリフトと呼ばれています。
通常、ドリフトには潮止まりがあり、エントリーあるいはエクジットの時は流れがないのが多いのですが、オガンは最初から最後まで早い流れの中でのダイビングとなります。
そのため何があってもパニックにならず、冷静に対処することが重要です。
なにしろ危険がいっぱいなのですからね。
今回利用させていただいたのは、ホットマングローブさん。
安全重視で、スタッフの教育も徹底していました。それとショップがすごいんです。天井が高くゆったりとした作り、タイルもこっていて、センスの良さが感じられました。
次も違う季節で潜りたいと思います。
ダイビングンの楽しさを再認識させてくれたオガンでした。
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2011-06-11T15:58:00+09:00
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台風と果樹
台風2号が石垣島にやってきました。
5月の台風襲来は10年ぶりだそうです。
芯が少しずれたので、最大瞬間風速は43.2m。
翌朝あった部落の人たちとは「少し強かったね」。
台風に慣れている石垣島では、こんな感じです。
台風が来ると準備に1日。
後片...
5月の台風襲来は10年ぶりだそうです。
芯が少しずれたので、最大瞬間風速は43.2m。
翌朝あった部落の人たちとは「少し強かったね」。
台風に慣れている石垣島では、こんな感じです。
台風が来ると準備に1日。
後片付けに2日ほど掛かります。
今回は、停電がなかったので助かりました。
いつもは、2〜3日停電していたのですが、沖縄電力も少しは弱点を補ったみたいです。
しかし、果樹にとって強風は大敵。
強風に強い果樹や弱い果樹があります。
こちらは、クガニ。
シークワーサーの一種です。
支持棒が折れ、倒れてしまいました。
支持棒を新たに打ち込み、枝の誘引をやり直します。
こちらは別のクガニ、真ん中に穴が出来、風で主幹がゆすぶられたのがわかります。土を持ってきて穴をふさぎ少し盛土とします。
数が多いので、クタクタです。
これは風で落ちたマンゴーの実。
風で折れた島バナナの葉。
島バナナは、すぐ立ち直ります。
レモンは、風に強いので、元気です。
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2011-05-30T17:03:31+09:00
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シチリア リモーネの旅(最終回) こだわりのリモーネ
今回は、リモーネにこだわったシチリアの旅であった。
シチリア東部のカターニアを皮切りにシラクーサ、ノート、ラグーサ、カルタジローネ、タオルミーナを巡った。
イタリア語のまったく出来ない私にとって、シチリアの小さな街への旅は、それなりのストレスはあ...
シチリア東部のカターニアを皮切りにシラクーサ、ノート、ラグーサ、カルタジローネ、タオルミーナを巡った。
イタリア語のまったく出来ない私にとって、シチリアの小さな街への旅は、それなりのストレスはあったものの、実りの多い旅であった。
リモーネの活用の数々は驚きの連続であった。中でもノートにあるカフェ・シチリアのプロダクツには脱帽の一言。長い年月をかけ、たゆまない「こだわり」のスピリッツを感じた。
「こだわり」を持つことで、旅の面白さも倍増した。
タオルミーナを夜遅くまでにぎやか
石垣島に移住してまもなく、ある友人は、こう言った。
「趣味とは、自分の時間とお金を徹底的につぎ込むものじゃないですか!!」
それまで、趣味とは仕事以外の余暇で行うもの。と思っていた私には、この言葉がまったく理解できなかった。
しかし、石垣島に移住して、果樹栽培に打ち込み。師匠の森で、マイヤーレモンに出会ってから、私は、果樹、それもマイヤーレモンに主力を注ごうと決意し、こだわりを持つようになってから、先の友人の言葉が理解できるようになった。
「自分の持つリソースをすべて注いでこそ、道は拓ける」
石垣島で開発された彼のプロダクツが世界で評価を受けているのがその証左であろう。
それまで、酸っぱいものが苦手な私は、レモンが嫌いでした。スーパーで買った、あの酸っぱいだけのレモン。何でこんなものが売られているんだろうと思っていました。
レモンティーも酸っぱくて苦くて、本当に苦手だったんです。
それが、師匠の森で栽培しているマイヤーレモンを口に入れたとたん。それまでのイメージが一新。
それもそのはず、このマイヤーレモンは、終戦後まもなく、当時ハワイ大学の教授だったヘンリー仲宗根博士が、ハワイ大学で栽培している最優良品種の枝を持って石垣島を訪れ、石垣島のシークワーサーに接木したものでした。
マイヤーレモンは、レモンとオレンジの交配種で、オレンジと同じように年1回花を咲かせ(レモンは通常四季生り)グリーン色。
テイストは、ジューシーでツーンとくる酸っぱなさは感じません。
今年、相互扶助・情報の共有などを目的に「石垣島レモン組合」を設立。
今後、石垣島のレストランなど、と共同で、石垣島レモンを使った新たな”食”を開発したいと考えています。
カフェ・シチリアに負けないようプロダクツも開発したいと思っていますので、応援よろしくお願いします。
遠くエトナ山を望む
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2011-05-20T09:15:31+09:00
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シチリア リモーネの旅(9) 器の中のリモーネ
イタリアの人はリモーネが大好き。
器の中でもリモーネを数々見ます。
イタリアで面白いのは、それぞれの土地で、器の製法や絵付けが異なること。日本も各地で色んな**焼きがありますよね。
イタリア各地の器を見て、それぞれの歴史を考えると紀元前から始まった雄...
器の中でもリモーネを数々見ます。
イタリアで面白いのは、それぞれの土地で、器の製法や絵付けが異なること。日本も各地で色んな**焼きがありますよね。
イタリア各地の器を見て、それぞれの歴史を考えると紀元前から始まった雄大な時の流れを感じます。
142段のマヨルカ焼きの装飾が組み込まれた色鮮やかな階段スカーラを誇る陶器の街カルタジローネ。
田舎の小さな街を想像していた私は、見事に裏切られることになる。
石畳の道が丘の頂上に向け、幾重にも走る大きな街だ。
このスカーラを3度も往復したツーリストは少ないだろう。
階段はきつい。しかも、階段の歩幅が合わないので持ち上げる足(右足と左足)を数回ごとに変えなければならない。
この街に陶器の店が軒を連ねる。
その数、数百を優に超えると思われる。
先ず最初の素朴な疑問。
「こんなに多くの店がやっていけてるんだろうか?」
店先では職人が、それぞれ店の特色を出すように一生懸命に轆轤を廻し、絵付けをしている。価格も観光地での半額くらいで安い。多分、多くのバイヤーが買い付けにやってくるのだろう。
次の素朴な疑問。
「数百店と数十万点以上の陶器の中から気に入ったものが探せるのだろうか?」
カルタジローネの陶器。
これもすぐに氷解。
「見て!見て!」と叫ぶ陶器が目に自然と飛び込んでくる。
形と図柄。
気に入ったものを選ぶのに迷いはない。
カルタジローネのリモーネ陶器は、南国のパッションを感じさせる。
これがトスカーナに行くとこうだ。
トスカーナの小さな街の陶器屋さん
優しいタッチとなる。
トスカーナの陶器
数百あると思われる陶器の店を巡りながら、中でもお気に入りの陶器を飾っている店を発見。
これは相当に高いだろうなと思いながら、店に入り値段を聞く。
根性の座った顔の店主が出てくる。
(ウーン。いい顔しているなあ。職人の顔だ)と感心。
店主「*+#$%&・・・・」とイタリア語。
私「紙に書いて」と言いながらゼスチャー。
店主「*+#$%&・・・・」と言いながら数字を紙に書く。
ワーオ!!いくらなんでも吹っかけすぎだろう。
とにかく私の感覚では、ものすごく高価。
私「スコント」とすかさず叫ぶ。
スコントとはディスカウントのこと。ボンジョルノ、グラッツェの次に覚えたイタリア語。
少し考えて、若干の値引きの数字を書いた店主。
あまりに高すぎるので、交渉は打ち切り、グラッツェと笑顔で店を出ました。
店を出ても気になります。
夕食を食べながら、やはり気になるのはあの器。
朝起きて、器として考えると確かに高すぎるけど、芸術品として考えれば、決して高くはないと思うようになりました。
翌朝、気力もみなぎったところで、再度あの店へ。
今日は気合が入っています。
最初からあまり関心を持ちすぎると吹っかけられるので他のものも一応値段を聞いてからあの器と交渉再開。策を弄してもあまり効果はなかった。
最初店主が提示した額の半分でスタート。
私「とにかくこれでどうだい」と数字を書く。もう日本語です。
店主「*+#$%&・・・・」と顔を横に。
私「他の店の4倍くらいの値段じゃないか。スコント」と最初書いた数字を修正して提示。
店主「*+#$%&・・・・」と筆で絵を書くようなジェスチャー。
私「わかるよ。絵付けの違いくらいは、だらか交渉しているんだよ」
・・・
このような交渉が延々と続き、もうこれで首を立てに振らないのならあきらめようと思った時、「やっと、OKのサイン」ほっとしました。
結局、最終価格は店主が最初に提示した額と私が最初に提案した額の中間で決着。
最後は握手して笑顔でさよなら。たのしい買い物でした。
イタリアの小さな街では、肉は肉屋さんで、果物は果物屋さんで、会話を楽しみながら買うのが一般的です。昼食は、パキーノ(サンドイッチ)が多いのですが、パキーノと叫んで、パンを選び、もちろんジェスチャーで。ハムやサラミ、フォルマージョ(チーズ)、ピクルスなど挟んでもらいます。
私はジェスチャーですが、それでも1対1の会話は楽しいものです。
翻って、日本ではコンビニやスーパーが至る所に、自動販売機が林立し、コミュニケーションを必要としない社会に何十年もかけて作ってきたのかと呆然とします。機能や効率優先で、社会のあり方についての議論が不十分だったと思います。
少し不便でも肉は肉屋さんで、魚は魚屋さんで買う社会の方が自然じゃないでしょうか!
フィックスプライスなんてつまんない。カルタジローネで楽しい交渉の末、購入した器がこれだ。
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2011-05-17T09:54:36+09:00
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シチリア リモーネの旅(8) リモーネの数々
シチリア リモーネの旅も終盤。
いよいよ、これまで紹介した以外、その他のリモーネの活躍を見ていこう!
先ずは、老舗カフェシチリアのミエラーロ・リモーネ。
採ったばかりのリモーネピールの香りをつけたフレバーな蜂蜜。
これがまた美味しんです。
蜂蜜...
いよいよ、これまで紹介した以外、その他のリモーネの活躍を見ていこう!
先ずは、老舗カフェシチリアのミエラーロ・リモーネ。
採ったばかりのリモーネピールの香りをつけたフレバーな蜂蜜。
これがまた美味しんです。
蜂蜜の甘さとリモーネの絶妙なバランス。
この組み合わせを考えた人は天才ですね。
パッケージも独特です。
ピールと言えば、砂糖漬けのリモーネのピール。
シチリアの人はリモーネが大好きなんですね。
日本では、ザボン漬けが有名ですよね。それと同じ味がしました。
リモーネのチョコレート。
リモーネのドロップと表示されていましたが、テイストはざっらとしたチョコレートです。
こちらはリモーネのタブレット。
まあ、いわばキャンディ。
次は、リモーネのトローネ。
ヌガーをリモーネで包んだもの。
ヌガーの甘さとリモーネの酸味がマッチしています。
日本では、ヌガーが流行らないのはなぜですかねぇ。
最後に、リモーネのクリーマ。
リモーネが、これほど活用されているとは、思ってもいませんでした。
勉強になりました。
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2011-05-13T17:07:37+09:00
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