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石垣島レモン

「石垣島レモン」のオーチャードの森
桜前線 南下ス
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    昨日の最高気温は26度、最低気温も20度を越え、暖かい一日となりました。冬の間は、体を寄せるようにベッドにもぐりこんでくるララも、昨日は、フローリングの床ですやすやと寝ていました。

    この陽気に、やっとヒカンザクラがひとつ、花を咲かせました。
    このヒカンザクラ、昨年の緑化木即売会で、13人の希望者を尻目に抽選でゲットしたものです。度重なる大型台風にもめげず、やっと咲いてくれました。

    ヒカンザクラ
    ヒカンザクラ(緋寒桜)は、シャイなのか俯き加減に咲きます。花弁や萼(ガク)も緋色をしていて、内地でよく見かけるソメイヨシノとは、随分と風情が異なりますよね。

    ヒカンザクラ(緋寒桜)は、別名をカンヒザクラ(寒緋桜)とも言います。まだ寒い早春に、新らしい葉より先に、緋色または濃桃色の小花を、枝一杯に咲かせる落葉小高木です。1月に入ると沖縄本島(沖縄県名護の開花の平年値は1月2日)から開花が始まって徐々に八重山諸島(与那国島の開花の平年値は1月31日)まで南下します。

    沖縄の桜(ヒカンザクラ)前線は南下するのを知っていました?
    ヒカンザクラが開花するためには花の芽をつくる寒さが必要となり、この寒さの後に平均気温が10度以上になると開花するとされています。
    つまり、沖縄では開花に必要な寒さをもたらす冬の寒波の南下につれて桜は沖縄本島の北から開花となり、八重山諸島 与那国島へと桜前線が向かうんです。自然ってすごい!!

    ちなみに本州の桜は、平均気温が10度になるのを待って開花となるため、桜前線はどんどん北上していくということになります。また全国の9割の観測地点ではソメイヨシノの開花を観測していますが、北海道ではエゾヤマザクラ、根室ではチシマザクラの開花を観測しているとのことです。
    ヒカンザクラ

    春の訪れの代表のように思われる桜前線、実は沖縄の北部 名護では開花が1月2日、根室では5月20日。南北に長く続く桜前線。日本の春はもうすぐです。
    | 樹木 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    アーサー(海の恵)
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      このところ最低気温が14度台と寒い日が続いています。14日には、12度まで下りました。内地の方は、まだ二桁台じゃないと思われるでしょうが、すっかり亜熱帯の気候に慣れ毛穴が全開している身にとっては、とても寒く感じられます。

      そんな中、アーサー採りに出かけました。
      アーサーは、1月末から2月の中旬に取れる海藻です。石垣島のあちこちの海岸に自生しています。
      アーサー

      写真の濃い緑色のものがアーサーです。
      周辺にある緑のものは海草、石垣島では”クサ”と呼んでいます。もちろん食べられません。
      アーサと草を見分ける方法は、色の違いもさることながら、アーサーはすごく柔らかいので触ってみるとすぐ分かります。
      このアーサー、汁にすると磯の香りがプーンとして、春が近づいているなあと感じる海の贈り物です。
      石垣島のオバアも大好きなのですが、砂がついているため、よく洗わないと食べられません。寒い中、気合を入れてごしごしと洗うのは難儀(石垣島の人がよく使う表現)なので、あまり人気がありません。

      石垣島で採れるアーサーは、ヒトエグサです。内地で言ういわゆるアオサとは違います。
      緑藻のアオサ類は、アオサ科とヒトエグサ科に分類され、「アオサ」とはこの二つの総称です。
      アオサ科のアオサは、日本各地の海岸線に自生し、鮮やかな緑色の海藻です。
      アオサは、水中の窒素やリン酸などの栄養成分を吸収し、沿岸海域の水質浄化の役割を果たし、青海苔としての食材で、また有機肥料などとしても利用されていました。しかし、採算が合わないため放置され、腐敗して赤潮などの原因となっているのが状況です。もったいないですね。

      鼻水をたらしながら1時間ばかりでザル半分くらいのアーサーが採れました。
      アーサー

      昨年始めて、アーサー採りに行ったときのことです。
      磯にいたオバアに採り方を尋ねると自分のザルをほったらかしにして、私のザルをつかむと「こうやって採って洗えばいいさ」と実際にやって見せたのです。それも、これでもかと思えるほど長時間、相当アーサーが採ったところで「ハイッ」とにっこり笑顔。すっかり恐縮してしまいました。
      石垣島の人は、不思議なことに困ったときに尋ねると「こんなにしていただなくても」と思うほど丁寧に教えてくれます。
      1年も住んでみると様々な局面で同じようなことがあり、これが石垣島の人にとっては当たり前のことなんだと気づかされます。内地ではすっかり影を潜めた暖かい相互扶助のスピリットなんだと思います。

      「石垣島っていいなあ」とつくづく感じる小さな出来事です。
      春はもうすぐそこです。

      一口メモ〔海藻と海草の違い〕
      海藻と海草、読みは同じ”かいそう”ですが、まったく異なるものです。
      海草は種子植物で、根、茎、葉の区別があります。海草の茎は地下茎として横に這うものが多く、葉を水中にのばし、花を咲かせ種子を作って繁殖します。
      海草はほとんど、食用にされることはありません。スガモやアマモなど、一部食べられる海草もあります。ジュゴンがアマモの海草を大好きなのは有名ですね。
      中には、生で食べると中毒を起こすものもあり、大抵はおいしくありません。

      海藻とは海中にはえる藻類を指し、花は咲かず、胞子によって子孫を増やします。多くは食用とされます。
      藻類の海藻は、根・茎・葉の区別がなく、根は栄養吸収のためではなく、岩に固着するためのものです。そのため、海藻は波あたりの強い、岩礁海岸に多く生育します。
      海藻の色は、 太陽の光が届く量に左右され、浅瀬になるほど地上の植物に近い緑色になり、深くなるにつれ褐色そして紅色と変化し、呼び名も緑藻類、 褐藻類、紅藻類と変わります。
      | トピックス | 09:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      自然観察会
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        約1ケ月半ぶりに青空が戻ってきました。
        やはり、こうでなければなりません。石垣島には青空がよく似合います。
        自然観察会

        今日は、石垣島商工会が主催する石垣島自然観察会に参加しました。
        講師は、在野の学者 谷崎さん。
        ”気づかなかったことに気づくこと(島を活かして島に生きるために)をテーマに〜以下、谷崎さんのレジュメから引用〜
        「島の自然によって生かされ、自然を生かして暮らし、自然に根ざした文化によって育まれてきた島のライフスタイルを見直すためには、島の自然を正しく理解することが不可欠です。(中略)島の自然を正しく理解していただくために、自然観察という科学がお役に立つことを信じています」

        自然観察会

        谷崎さんは、科学者らしく、あくまで冷静に観察を通して真実を見抜いていきます。飽くなき探究心が豊穣な知識を蓄積しています。
        石垣島は、開発か自然保存かで揺れています。石垣市は景観条例をせいてし、一定以上の開発に待ったをかけています。自然保護を標榜する人の中には、「これ以上ナイチャー(内地からの移住者)はいらない」「1軒の家も建てさせない」などとエキセントリックに開発反対を叫ぶ人もいて、廻りからは顰蹙を買っています。もちろん、儲かればいい式の経済至上主義はいただけません。
        総体としては、自然と調和した開発を志向している住民が多いと思います。

        谷崎さんの説明を聞きながら3時間あまりのバスツアーで、今まで知らなかったこと。気づかなかったことの多さに唖然としました。石垣島に来て1年半、今まで何を見ていたのでしょう。

        1771年明和の大津波から230年、信仰によって守られ回復した森をつぶさに見ると、本当に美しく、かけがいのないものだという気持ちが自然と湧き上がってきます。
        自然への畏敬の念が御嶽(うたき)となったのが分かるような気がします。
        自然観察会

        谷崎さんは、「本当に美しいものを見ることが大切だ」。「本物を見ることによって、こまめに手を入れ、いいものを大切に使う。自然にもこまめに手を入れ、美しい里山の風景を残すことが重要だ」と言います。

        自然と共生して生きることを目指し名づけた屋号「ティーダとトゥモール〜太陽と海〜」。共通するテーマがそこにあります。
        | イベント | 20:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        アボカドの接木
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          昨年、9月中旬大きな実から種を取り出し、ポットに植えたアボカド、大きな台木となったので、接木をしました。
          アボカド

          まず、発芽率を向上させために、種を実から取り出してすぐポットに植えます。10個の内8個は、1ケ月もしないうちに発芽し、どんどん大きくなりました。このとき、日陰に置くと節間が広がりひょろ長い苗となり、太陽を十分に当てると太い苗となります。
          発芽しなかった2個については、やっと今年になって発芽してきた状況なので、発芽をスムースに行なうには、よく種皮を剥ぎ取り、種の頭部と底部を少し切り取るとよいそうです。
          アボカド
          台木が大きくなったら、穂木を用意します。
          穂木は、充実した2芽(葉芽)を残して上下を切り、下の部分を3cm位くさび状に削ります。
          アボカド
          次に、台木を地上部10〜15cm位で切り、(なるべく穂木の太さと併せた方が活着率が高くなるそうです)真ん中をまっすぐ下のほうに剃刀で割ります。
          アボカド
          この切込みに形成層が合わさるように穂木を挿入し、接木テープで止めます。上部の穂木は乾燥しないようにパラフィンフィルムで覆います。
          アボカド
          文章で書くと簡単そうですが、実際にやってみると難しいです。

          アボカド
          こうやって出来た接木苗は、3日間くらいは水をやらず、その後も水は少なめに育てます。
          接木した苗木は、1〜2週間で発芽するはずですが、今年の石垣島は天候が悪く、2週間経ってもまだ発芽しません。(形成層がうまく合わなければ失敗です) 発芽から2ケ月ほどで、新梢の葉が濃い緑色になったら地植えします。多分5月ころになるはずです。そして、今年の秋くらいには、木の成長を妨げる接木テープをはずします。
          アボカド

          水はけ、潅水、強風対策など手間をかけて、3年後大きなアボカドが一つか二つ、10年後くらいから本格的に収穫できます。
          西インド諸島系のアボカドは、みずみずしい美味しさで800gくらいの大きさになります。日本で流通しているメキシコ産のアボカドと比較すると似て非なるものです。
          熱帯果樹の栽培は、ロングスパンで考えなければなりません。熱帯果樹の女王と言われるマンゴスティンは、開花結実まで8〜15年。その後50年〜100年に亘って収穫できるそうです。

          10年単位で物事を考えないと熱帯果樹と向き合えません。
          人生観が変わる熱帯果樹栽培です。サラリーマン時代には考えられなかった変化です。
          | 樹木 | 10:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          西表ヤマネコマラソン2008
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            あの感動から1年、今年も待ちに待ったヤマネコマラソンの日がやってきました。
            風も強く、雨も激しく、正真正銘の暴風雨。気が重くなります。
            船会社に電話したら、スタート/ゴールの西表上原行きの高速船は欠航、西表の大原まで船で行きバスで上原に向かうことになります。

            石垣島から西表島に行くには、西表西部の上原と東部の大原行きの二通りの行き方があります。大原は、石西礁瑚と呼ばれる日本最大のラグーンを行くため、台風のとき以外ではめったに欠航しませんが、上原は外洋を航行するため海が荒れるとすぐ欠航となります。

            昨年は、大揺れの中を上原に着いたのですが、後続の船は欠航となり、スタートとを1時間ずらしての大会となりました。今年は、あらかじめスタートを40分繰り下げ、昨年の反省が功を奏しました。
            ヤマネコマラソン

            大原行きの船もかなり揺れます。バスの接続もよく、会場に着いても暴風は収まりません。体育館の中は、人で溢れかえり、皆、呆然自失の呈。この天候なら、出来れば走りたくはありません。

            西表ヤマネコマラソンは、23km、10km、3kmの3種目があります。通常マラソンは、フルマラソンかハーフに距離を設定しますが、ヤマネコマラソンは、まったく既成概念にこだわらず、西表島の大自然をダイナミックに走るコースとし、極めて中途半端な23kmの距離に胸を張ります。
            ヤマネコマラソン

            スタート30分前、いやいや準備運動に取り掛かります。”本当に寒いです”しかし、ここまで来るとあきらめるしかありません。

            12時40分、スタート。風が背中から押します。”と言うことは帰りは逆風”不安がよぎります。
            石垣マラソンでへばったので、とにかくゆっくり。暴風の中を走ります。いつもはきれいな折り返しの白浜も墨絵のようで、すてきな感動的な風景です。
            帰りは少し、ピッチを上げて、かなりのランナーを追い越して走ります。予想していた通り、まったくの逆風。防風林があるところはいいのですが、吹きさらしでは、体が前に進みません。
            特に橋の上は、強風で体が飛ばされそうです。ボランティアの人がそんな強風の橋の上でもサポートしてくれます。
            部落ごとには多くの人が太鼓をたたいて応援してくれます。胸が熱くなります。”ありがとう”と、口を開けると雨が飛び込んできます。風雨はさらに激しくなったように気がします。
            ヤマネコマラソン

            スタートから2時間25分。やっと、ゴール。タイムは、石垣マラソンのテイタラクと今日の気象状況を考えると納得のタイムです。
            完走率は、98%と極めて高いです。皆、根性があります。

            完走後は、ふれあいパーティーへ。これが楽しくて、感動して、走るのが止められません。
            18時開演ですが、17時くらいに会場に行かないと、入れなくなります。狭い体育館に、人が溢れかえります。ふれあいパーティーの人気は高く、それだけに参加する人も多いようです。八重山そば、おでんなどをビールで流し込みながら、開演を待ちます。
            30分押しで、緞帳が上がり、いきなり老若男女が勢ぞろい、デンサー節で幕をあげます。洗練はされていませんが、ランナーを暖かく迎える気持ちがいっぱいに伝わってきて、胸がジーン、ジーンとします。
            外は寒いけど、中は暖房もしていないのに、感動で暖かくなります。
            ヤマネコマラソン

            続いて、サバニの登場です。
            マグロ、セーイカ、北海斜里町から差し入れのタコなど、刺身の盛り合わせです。お腹いっぱい食べて、飲んで、バンド演奏、民謡ショーと続き、お楽しみ抽選会。
            ヤマネコマラソン
            さらにフラダンス、ヤマネコ太鼓(エイサー)、最後はカチャーシ(カチャーシーとは琉球方言で「かき回す」という意味で、頭上で手を左右に振る踊りのこと)。
            もう座っている人はいません。音楽に酔いしれ、人間っていいなと思える一時です。
            21時30分、終了予定からすでに1時間30分も延伸して、やっとパーティーは、大団円を迎えます。
            ヤマネコマラソン

            来年も、再来年も、23kmが走れなくなったら10km。10kmが走れなくなったら3km。
            死ぬまで走り続けたいヤマネコマラソンです。

            | イベント | 17:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            シーサー
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              雨が降り続いています。
              「こんなに長期間、雨が降るのは初めて」と島の長老。地球が、少しずつ傷んでいるようです。

              姪が二人、相次いで子供を生んだのでお祝いを贈りました。子煩悩な両親なので、ありとあらゆるものを過剰に与えているはずです。当たり前ではなく、一生もののお祝いが望まれます。
              石垣島らしいお祝いとなると、思いつくのは魔除けのシーサーです。
              シーサー

              赤瓦の屋根から恐ろしい形相でにらみつけているシーサー。
              沖縄では古くから家々を守る魔除けとして屋根や門に置かれました。そのルーツは古代オリエントやインドに起源を持つとされ、シルクロードを経て13世紀頃中国から沖縄へ伝承したそうです。
              当時は、当然のことながら富裕層しか用いられませんでしたが、明治以降、一般にも広まりました。自然への畏敬の念が息づく沖縄。自然の脅威に対して魔除けは必要不可欠のものだったのでしょう。

              「ティーダとトゥモール」にも玄関に魔除けの漆喰シーサー「リュウ」と、ガーデンに埋めているリュウ(ゴールデンリトレバー)の骨の守り神としてのシーサーが鎮座しています。

              近年、ユニークなシーサーが多く見られますが、やはりシーサーは、鬼神を泣かしむようないかつい顔でなければ、魔除けにはなりません。
              ということで、石垣島北部にある井上シーサー工房(http://www3.ocn.ne.jp/~shisar/)を訪ねました。
              シーサー

              炎の職人 井上さんが丹精こめて作り上げた漆喰シーサーは、長年石垣島で使用されてきた古い赤瓦で骨組みを作り、漆喰を塗りこめながら作り上げた鬼気たる雰囲気を持っています。
              シーサー

              井上さんは、石垣島に移住して9年。
              井上さんの無骨な性格がシーサーに表れます。井上さんのシーサーを眺めていると、不思議なことに鬼気たる顔つきの中にもなぜか癒されるような感じがします。
              最近結婚され、井上さんの顔つきが少し穏やかになったような感じがします。しかし、シーサー創りにかける姿勢は変わりません。一途に塗りこめ、漆喰シーサーに命を吹き込みます。
              炎の職人の真骨頂です。

              このシーサーに守られていれば、どんな魔物も近づけないでしょう。
              いい贈り物になりました。
              | トピックス | 20:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              緑化木即売会(イッペイ)
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                2月2日石垣市が主催する緑化木即売会がありました。
                緑化木即売会とは、内地で言えば植木市のようなものです。
                年1回の即売会は、大勢の人でにぎわいます。石垣島の人は、本当に花や木が大好きです。これだけ自然に恵まれているのだから、そんなに手間隙かけなくてもと思いますが、忙しい仕事の合間を縫ってガーデニングに余念がありません。園芸店も狭い島の割には非常に多く、色んな花や樹木で溢れています。値段もそんなに安くはなく、台風でやられることを考えると割高感がぬぐえません。

                そのため、トロピカルガーデンでは、種から育てる実生、とり木、挿し木、接木などによる育苗を行なっています。ついつい作りすぎてしまい、大量の苗を前に”どうしよう”と考え込んでしまうことも度々です。

                植木市を市が主催するのも若干違和感がある人もいらっしゃると思います。石垣市では、島全体の緑化を進める観点から自前の苗畑で育苗に励んでいます。市価の半額くらいで買えるので、助かりますが、その分税金も使われていると考えると複雑な気持ちです。

                今回、販売されるのは、クロキ(リュウキュウコクタン)、ツツジ、イッペイ、オオバナサルスベリ、ストロベリーグァバ、ヒカンザクラなどです。
                イッペイ

                昨年大量に仕入れたので、今回は厳選しました。樹高4mくらいの形のよいイッペイと木肌の美しいストロベリーグァバを買うことにしました。
                人気の樹木は、申し出た人による抽選となります。樹高4mくらいのイッペイには、3人が申し込み。3人で割り箸を引きます。先端が赤く塗られたものを引くと当選です。ワクワクしながら見事引き当てました。昨年は13人が申し仕込んだヒカンザクラを引き当てました。たかが、樹木の抽選ですが、抽選に当たると”やった!!”という気持ちになります。樹木の抽選にはついているようです。宝くじもこの調子で当てたいものです。

                イッペイは、のうぜんかずら科の南米原産の落葉高木でブラジルの国樹です。沖縄には1970年代に移入され、広く植栽されるようになりました。桜のように葉の出る前の2月ごろトランペット状の黄色、白、淡紅紫の花をたくさん付けます。
                高木で原産地のブラジルでは18mにもなるそうですが、台風銀座の石垣島では5〜6m位でしょう。

                緑化木即売会は、1時間もするとほとんどの樹木が売れ、それぞれ車で運んで終了。昨年は後先も考えず、大きい樹木を買ったので植え付けに難儀しました。今年は、自力で持てる最大限のものに絞りました。少しづつ学習しています。
                早速庭に植えました。台風対策をしっかりとやって、来年たくさんの花を咲かせたいと思います。
                | 樹木 | 09:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                テリハボクの地植え
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                  テリハボク(ヤラブ)の苗が順調に育っています。
                  成長の早いものは15cmに伸びています。
                  テリハボク

                  トロピカルガーデンでは、防風林用に約300くらいの苗を作っています。少し作りすぎのような気もします。年々台風が大型化するので、しっかりとした防風林が必要不可欠です。欲しい方がいらっしゃったら連絡下さい。

                  この苗を大きいものから順に雨の間隙を縫って地植えします。30cmくらいの間隔でかなり密に植え込んでいます。
                  テリハボク

                  これがテリハボクの苗木です。下から根が張り出し元気いっぱいです。
                  11月の上旬に植えたので、発芽まで2カ月掛かっています。ちなみに、殻をむかずにポットに入れたものはまだ発芽していません。
                  先の尖った部分から発芽するものと思い込んでいましたが、反対の方から芽が出ていますので、種を横向きに植えたほうがいいようです。
                  テリハボク

                  テリハボクの木目は美しく、熱帯の樹木の中でも群を抜いています。
                  家具や茶碗などの材としては最適です。
                  成長して防風林の役目を果たすには5年はかかります。気の長い話です。それまでの台風対策をどうするか?頭の痛いことです。
                  | 樹木 | 09:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |