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石垣島レモン

「石垣島レモン」のオーチャードの森
春の接木
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    春、3月、4月が石垣島でもっとも過ごしやすい季節です。
    ガーデニングもあまり汗をかかず、作業がはかどります。
    肥料を入れたり、雑草を取ったり、様々な農作業があります。

    その中でも、はまっているのが、接木です。
    接木の技術も、切れる刃物を購入し、一段と確率が良くなりました。

    接木


    こちらは、細いピタンガの接木。直径は1cmくらいでしょうか!!
    この細い幹に切接ぎをするのですから、技術的には、かなり難しい部類に入ります。
    接木をして、穂木から芽が出てくる時は感動します。


    接木

    こちらは、ホワイトサポテの接木。
    花粉のない「スマザーズ」というイエローサポテは、接木して2週間もすれば、芽が出てきますが、受粉木の「モルツビー」のほうは、なかなか芽が出てこないので、心配になります。

    芽が出てからは、葉がしっかりするまで日陰で、乾燥気味に育てます。
    あまり早く、地植えすると、せっかく出た芽が枯れてしまいます。あせってはだめです。

    形成層がしっかりと合えば、強い幹となって、接木テープはいらなくなりますが、秋くらいまでは、そのままにしておいたほうが無難です。
    一方、パラフィルムの方は、そのままにしておいても大丈夫ですが、パラフィルムそのものが、発育を阻害しているような場合には、慎重に取り除きます。芽が小さいうちに取り除くと、芽もだめにしますから、ある程度芽が成長してからです。


    接木

    これは、アボカドの接木。
    昨年接木に失敗した苗に再度挑戦しました。1度失敗してもやり直せますが、何回も失敗すると台木に力がなくなりますので、台木を休ませ地力を図る必要があります。
    葉がしっかりしてきましたので、もうすぐ地植えです。

    接木

    こちらは、マンゴーの接木、原種のマンゴーを接木した苗です。もうすぐ芽が出ます。

    種を播き、台木を作り、穂木をもらい、苗を作ります。お金はかかりませんが、手間と時間は相当なものです。楽しい果樹栽培です。

    (参考)接木とは
    接木(つぎき)とは、上部の植物を穂木、下部の植物を台木と呼び、切断面で接着して、1つの個体とします。熱帯果樹の育種年限の短縮化や繁殖方法として、もっとも有力な方法です。
    芽を持った枝を穂木にして接ぐ接木ですが、穂木と接触する台木の面の切り方で3方法に分けられます。
    切接ぎは、台木上端から側面を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方。
    腹接ぎは、台木途中から側面を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方。
    割接ぎは、台木上端から中央を切り下げてできた形成層断面の間に穂木を挿入する接ぎ方。

    | ガーデン | 09:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    与論マラソン
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      初めて、3月8日に開催された与論マラソンに出走しました。

      与論島は、沖縄本島から25km(と言っていたように記憶しています)。
      本当にすぐそこに見えるんですよ。

      いつか走りたかった大会ですが、会社員時代は、なかなか時間がとれず、石垣島に来て足掛け3年、やっとエントリーすることになりました。
      と言うのも、与論マラソンは、アップダウンの連続で、半端ではないと言うのが定説であったため、石垣島に来てもすぐには、エントリーする勇気がありませんでした。
      しかし、いま走らなければ、もうチャンスはないと思い、決断しました。

      宿を確保しようと電話を掛け回ったのですが、ツアー会社に抑えられ、どこも満杯。やむなく、ツアー会社に申し込む羽目となりました。残念なことに、ツアー会社だけが儲かる仕組みになっています。
      後で聞くと、今年は、これまでで最高のエントリー数で、普通の家庭に泊まる民泊まで動員したそうです。

      この日、与論島は、マラソン1色となります。
      5500人の人口に1000人以上のランナーが押しかけます。
      昼食など食堂の待ち時間1時間以上。
      キャパを超えているのですが、島民の熱意が不便さを不快感に変えません。
      イベントの基本ですね。島民全体にマラソンが支持されている印象を受けました。

      与論マラソン
      早朝の那覇港

      石垣島からは、いったん那覇に出て、早朝、大型フェリーに乗ります。
      那覇から与論島までは、途中本部港を経由して5時間。
      優雅な船旅を期待したのですが、前線の通過に伴い、海は大時化、もともと船酔いはしないのですが、さすがに若干気分が悪くなりました。

      与論マラソン
      ミス与論がお出迎え

      船が着くと、各宿泊施設へ、それぞれの車で移動。
      その後、宿泊施設のご好意で、マラソンコースの下見に出かけました。
      すごい!!
      すごい!!
      すごすぎるの一言です。

      与論マラソン
      途中、舗装されていない道を走ります。

      そうなんです、アップダウンがすごいんです。
      制限時間が7時間と言うのもわかります。(通常のマラソン大会では、5時間が一般的)
      目標タイムを大幅に修正。5時間以内の完走を目指すことにします。
      一緒にバスに乗っていた若い女性は、「これでも半分なのね」と恨めしそう。
      与論マラソンは、反時計回りに島を走り、やがて1周のところで、折り返し、もと来た道を今度は、時計方向に回ります。
      フルマラソンは、島をほぼ2周することになります。

      緊張してあまり眠れない朝。
      7時ごろスタート/ゴールに向かいました。
      8時のスタートなのに、スタート地点の準備がまだ始まってもいません。
      準備が始まったのは、30分前でした。さすが!!与論島の本領発揮ですね。

      雨が上がり8時スタート、30kmでは、正確にペースを守れました。
      30kmを過ぎたところで、足が叛乱。言うことを聞きません。
      折から、太陽が顔を覗かせます。
      「まあいいか。ウオーキングにしよう」と割り切り。残り12kmをウオーキング。完走タイムは、5時間20分。
      (途中歩いたので完走とは正確には言わないかも)

      与論マラソン


      かつて、大会の途中で歩くと、罪悪感やら、ふがいなさやらで、とてもいやな気分でしたが、最近は、「5時間20分も楽しめたから、まあいいか!!」と堕落しています。

      与論マラソン
      ワンコも完走!?

      ところで、石垣島で暮らして、もうすぐ3年。
      ちょっと、石垣島を出ただけで、疲れるようになりました。石垣島に帰ってくるとほっとします。特に、大都会の那覇は、私には、疎外感さえ感じます。
      田舎暮らしが性に合っているのですね。
      植物に囲まれ、友達と気楽にゆんたくしながら、ゆったりと暮らすのが何よりだと再認識しました。

      えー??
      来年は?ですって
      来年は、体重を絞り(筋トレでは筋力がつかない年齢になりました)5時間を切るように無理なく走りたいと思います。
      甘いものを食べ過ぎないようにしようっと!!
      | トピックス | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      好評!!ハーブ教室
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        ハーブ教室が好評です。

        ティーダとトゥモールの「ハーブ教室」は、通常のハーブ講座と一味違います。「緑茶、青茶、紅茶」を俯瞰しながら、お茶全体からハーブを捉えます。

        ハーブ教室

        講座のコンテンツでは、これまで気づかなかった”お茶”の世界が見えるようマクロとミクロの視点を取り入れ、包括的に解説いたします。

        石垣島で採れた幾種かの路地茶を飲みながらの知的なひと時です。
        先人の知恵”沖縄健康茶:路地茶”は、もっと評価されてもいいと思います。石垣島には、多くの野草茶があり、”ゆんたく(知人との雑談)”をしながら飲まれていましたが、少しずつ都会化の波にさらされ、最近ではそういう機会も少なくなりました。

        いわゆる西洋ハーブも、様々なハーブを実際に見ていただき、香りを味わっていただきます。

        ハーブ教室
        グァバ茶・月桃茶・クミスクチン茶のテイスティング

        また、ティーダとトゥモールで栽培していますハーブを手に取っていただき、匂い・テイストを体感していただきます。

        ハーブ教室
        ティーダとトゥモールのガーデンで採れたハーブの数々

        受講された皆さんから「面白かった」の一言が、さらにコンテンツをバージョンアップする、夜なべ作業のやりがいとなります。
        受講された皆さんの反応を確認しながら講座を行っていると、「ここのところはもう少し変えたほうがわかりやすい」という部分が出てきます。

        2時間1500円のリーズナブルな料金で、”ハーブ”を通してみるお茶の世界は、小さな知的なスリリングな時間です。申し込みはお二人からどうぞ。
        | ハーブ | 09:30 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
        師匠の誕生日
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          今日は、果樹栽培の師匠の88回目の誕生日、米寿です。
          オーチャードフォレストの果樹園は、まだ発展途上ではありますが、師匠の指導がなければ、出来ませんでした。鍬の持ち方、土の耕し方から剪定方法に至るまで、初歩から一つひとつ、教えていただきました。

          師匠は、沖縄本島に生まれ、サイパン・テニアンで幼少期を過ごし、満州で終戦となり、シベリア抑留3年。その後、石垣島に定住され、果樹栽培を中心に生計を立て、数奇な人生を歩んでこられた方です。

          師匠の生き方は、とてもナチュラルで私の琴線に共鳴しています。
          それにとても元気です。
          鎌一つ持ってジャングルに分け入っていきます。
          「こんなジャングルに入って危なくないんですか?」と私。
          「危なくなんかないよ」と涼しい顔の師匠。
          「ハブがいませんか?」おっかなびっくりの私。
          「ハブがいても、怖くはないよ」と超越した師匠。

          その師匠が米寿を迎えられます。
          おもてなしは、手打ちのパスタ。
          強力粉と卵を練って生地を作ります。

          手打ちパスタ

          生地を薄く延ばし、

          手打ちパスタ

          適当な厚さに切りそろえ、

          手打ちパスタ

          伸ばしながら空気にさらしコシを作り、

          手打ちパスタ

          茹でて出来上がり。
          パン教室と蕎麦打ちのスキルおよび道具が活かせました。
          出来立ての生パスタはもちもちとしてとても美味しいです。
          日頃の感謝の気持ちを表すのは、「お金をかけることではなく、”心”と手間をかけることでしょうか」

          師匠は、好きなときに働き、好きなときに寝る。食事も自分で3食作ります。こんなに元気でいられるなら、年をとることも楽しいことです。
          博学で、植物全般に通じているとともに、”藁””草履”などの漢字がすらすら出てきます。勤勉家です。
          考え方も、きわめてポジティブ。アイデアは次から次とわきあがります。

          師匠と打ち立てのパスタを食べながらゆんたくしているとあっという間に2時間、経ってしまいました。とても楽しいひと時でした。
          師匠も1.5人前くらいをぺろり。すごい食欲です。
          ”いつまでも元気でいてくださいね!!”
          | トピックス | 08:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |