2009.07.25 Saturday
シークァーサーと環状剥皮
暑い日が続きます。
友だちに「年々暑さが身に堪える」と言ったところ。
「それは、年を取ったということですよ」とつめたい一言。
夕日は相変わらず素晴らしいのですが、「ムーン。確かに年を取ると暑さがつらいですよね」
オーチャードフォレストに生えていた柑橘系の樹木。
樹勢もいいので、自宅に移植しました。
一気に掘って、移植します。
柑橘系の果樹は、直根がないので、楽に掘れます。
しっかりと根を固定して、なかなか元気に育っています。
この柑橘系の果樹は、いったいなんでしょう?
柑橘系の果樹は種類も多く、幹や葉の形では容易に推測できません。
そこで、環状剥皮を行い、正体を見届けることにしました。
写真ではよくわかりませんが、環状剥皮した幹は、緑色が薄くなっています。
環状剥皮を行って数ヶ月。
立派なシークァーサーが生りました。
環状剥皮は、果樹栽培では一般的な作業です。樹勢が強すぎて花芽が少ない果樹に対して、枝や幹の樹皮(表皮)を1cm程度の幅で、一周ぐるっと剥いで表皮の中を通っている“師管”という養分の通り道を断ちます。
養分の通りみちがなくなるので、一時的に養分が根にとどかなくなります。それで根の吸肥水活動が阻害され、小枝の伸びがおさえられ、一方、枝葉では、同化養分が濃密になるため、小枝の花芽分化が著しく向上し結実するようになります。
剥いだ傷は、やがて元どおりになるので木が枯れることはありません。(うまくやればの話ですよ)
また、接木する際の穂木を充実させる時などにも有効な手段です。
環状剥皮を3〜4cmの幅で行うと、「取り木」となります。
取り木をしたい部分に環状剥皮を施し、水苔を巻き湿らしておくと、養分が環状剥皮部に溜まり発根します。
樹木をよく観察しながら、樹木と会話するのも楽しいものです。
友だちに「年々暑さが身に堪える」と言ったところ。
「それは、年を取ったということですよ」とつめたい一言。
夕日は相変わらず素晴らしいのですが、「ムーン。確かに年を取ると暑さがつらいですよね」
オーチャードフォレストに生えていた柑橘系の樹木。
樹勢もいいので、自宅に移植しました。
一気に掘って、移植します。
柑橘系の果樹は、直根がないので、楽に掘れます。
しっかりと根を固定して、なかなか元気に育っています。
この柑橘系の果樹は、いったいなんでしょう?
柑橘系の果樹は種類も多く、幹や葉の形では容易に推測できません。
そこで、環状剥皮を行い、正体を見届けることにしました。
写真ではよくわかりませんが、環状剥皮した幹は、緑色が薄くなっています。
環状剥皮を行って数ヶ月。
立派なシークァーサーが生りました。
環状剥皮は、果樹栽培では一般的な作業です。樹勢が強すぎて花芽が少ない果樹に対して、枝や幹の樹皮(表皮)を1cm程度の幅で、一周ぐるっと剥いで表皮の中を通っている“師管”という養分の通り道を断ちます。
養分の通りみちがなくなるので、一時的に養分が根にとどかなくなります。それで根の吸肥水活動が阻害され、小枝の伸びがおさえられ、一方、枝葉では、同化養分が濃密になるため、小枝の花芽分化が著しく向上し結実するようになります。
剥いだ傷は、やがて元どおりになるので木が枯れることはありません。(うまくやればの話ですよ)
また、接木する際の穂木を充実させる時などにも有効な手段です。
環状剥皮を3〜4cmの幅で行うと、「取り木」となります。
取り木をしたい部分に環状剥皮を施し、水苔を巻き湿らしておくと、養分が環状剥皮部に溜まり発根します。
樹木をよく観察しながら、樹木と会話するのも楽しいものです。