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石垣島レモン

「石垣島レモン」のオーチャードの森
チェリモヤの接木
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    チェリモヤの穂木が手に入りましたので、早速、接木をしました。
    台木は、アテモヤが5本に、チェリモヤが10本、もちろん種から育てました。

    チェリモヤ

    暑い石垣島では、接木は真夏以外いつでも可能です。
    充実した穂木が取れるときがベストです。
    「充実した穂木を取れるようになったら接木も一人前」といわれる所以です。
    残念ながら、まだ充実した穂木を見分けることが出来ません。

    チェリモヤ

    9月10日に接木した後、10日余りで、大きな丸い葉が出てきました。
    感動的です。
    嬉しくなります。

    今まで行った接木で一番難しかったのが、(成功率が低いのは)マンゴーです。マンゴーの台木には、在来種のマンゴーを用いると根の張りが良く、生き生きとした台木ができます。品種改良されたアーウインなどを用いるとひ弱な台木となります。

    チェリモヤ

    今回15本の接木では、14本が付きました。
    私にとっては、驚異的な数字です。
    いつもは、「手つきが悪いなあ」とお叱りをいただいている師匠も「完璧じゃないか。腕を上げたなあ」とお褒めのお言葉。

    失敗した1本をチェックしてみると、実は失敗したのではなく、芽が欠けていただけでした。そのまま、ほっとけば、やがては芽が出たものと思われます。
    ウーン、残念!!

    今回手に入れた、チェリモヤの穂木は、スペインのアンダルシア地方で栽培されている「フィノデヘテ」という品種です。
    スペインと石垣島が近くなったような感じがします。

    チェリモヤは、暑さに弱く、石垣島では栽培が難しいとされています。
    それだけにやりがいがあります。
    目指すのは、3年後の収穫です。
    | 果樹 | 18:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    丸2年のアボカド
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      アボカドも丸2年が経ちました。
      当初の目論見では、かなり大きくなっているはずなんですが、まだ樹高50cm程度とさほど大きくなりません。

      アボカド

      種の大きさや、芽の出方などから成長は早いものだと思い込んでいたんですが、期待はずれです。
      ですが、すぐ大きくなるのは、途中で倒れたりするので、最初はゆっくりの方がよいかもしれません。

      アボカド

      アボカドは、クスノキ科の常緑高木で、樹高30mにもなる大木です。
      クスノキの威容を思っていただけるといいんですが、そのままだと収穫に不便なので、横に這わせるように栽培します。
      比較的根が浅いため、強風にも弱いんです。

      アボカドにもいろんな種類のものがあります。
      オーチャードフォレストで栽培しているアボカドは、西インド諸島系の大果となるタイプで、メロンのような実をつけます。

      アボカドは、雌しべと雄しべの活動の時期からAタイプとBタイプに分かれ、混植が理想です。
      この西インド諸島系のものは、単独でも結果率が高いんです。

      味は、かなりあっさりしていて、とても美味しいんです。
      以前、インドネシアで飲んだアボカドのジュースは、最高でした。
      そのイメージが頭から抜けません。
      メキシコ産の長い間輸送されたアボカドの味とはまったく異なりますよ。

      本格的な果樹栽培に取り組んだ、最初の果樹がアボカドなので、かなりの思い入れがあります。
      肥料をたっぷりと与え、3年後(?)の収穫が楽しみです。
      | 樹木 | 17:26 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      2年目のアテモヤ
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        2年目を迎えたアテモヤが元気です。
        大きな葉にいっぱい光を浴び、今年の目標であった一文字二段仕立て方の一段目の完成間近です。

        アテモヤ

        アテモヤは、樹勢のコントロールしやすい木で、先端を持ち上げ、左と右に主枝を作り一列になるように仕立てます。
        こうすると、人工授粉などの作業や収穫などがやりやすくなります。

        最初に1〜2年かけ一段目を完成させたら、次に二段目に移ります。
        新枝の伸びにあわせ、30cm毎に頂芽と先端部2葉の摘葉を繰り返し、主枝と実をつける枝を形成することが出来ます。
        (実際には、台風で枝が折れたりして、理屈どうりにいかないことも多い)

        木を大きくし、実を成らせるには、それなりの技術が必要で、そこが面白いところです。

        アテモヤ

        アテモヤは、森のバニラとも言われるチェリモヤとバンレイシ(釈迦頭)との交配種です。
        したがって、チェリモヤの気質を受け継ぐものとバンレイシの気質を受け継ぐものと、ばらつきがあります。
        バンレイシは、根腐されしやすいので、水はけの良いところに植えます。


        一本だけ予備として植えたアテモヤに、実がつきました。
        (そのほかの木は、一文字にするため花芽を取り除きました)

        アテモヤ

        アテモヤ(チェリモヤも同じ)のやっかいなところは、めしべが雄しべより先に成熟して授精態勢に入り、花弁が完全に開き雄しべが成熟して花粉を放出する頃には、めしべはずでに授精期を過ぎてしまっている点です。
        ウーン。これは悲劇ですね。

        したがって、虫か人間の手で人工受粉しなければ、結実しません。
        写真は、虫が人工授粉させたアテモヤですが、完全な丸い形とならないのが欠点です。
        アテモヤのめしべの柱頭は、丸い円錐形をしており、この柱頭にもれなく雄しべの花粉がつかなければ、丸い形とはなりません。

        アテモヤの栽培には、手間がかかりますね。
        しかも、アテモヤが開花するのは夜。

        2〜3年後、2段目の一文字が完成したら、いよいよ結実させます。
        夜中、ヘッドランプを頼りの人工授粉、わくわくしますよね。
        | 果樹 | 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |