2010.04.13 Tuesday
パイナップル 2年目
このところ、天候が不順で寒い日があったり、夏日を越えるような暑さがあったりで、果樹の生育もよくありません。
先日、オーチャードフォレストに行ったとき、ララが突然ともうダッシュ。ハエがたかって、なにやら見慣れないものが横たわっていました。おそるおそるよく見ると、死んだ野生のイノシシの子供でした。
八重山では、野生のイノシシがいて、ときとき新聞に「イノシシの肉あります」と広告が出ています。先日とある料理屋で、イノシシの生の肉を食べましたが、とても美味しかったです。
死んだイノシシの子供は、シマウリに似ているので”うりんぼう”と石垣では呼ばれ、縞模様の体毛が体に沿って縦に生えており、大人よりも薄く黄褐色をしていて、とてもきれいです。
この縞模様は、授乳期を過ぎた生後約4か月程度で消えるそうです。
しかし、前日の夕方から、当日の朝までの間にうりんぼうが一人で、なぜ死んだのか?疑問が残ります。
体長は、約30cm弱、重さは3kgくらいでしょうか。
たまたま、ゆんたくに訪れた師匠に聞いてみると、
「イノシシは、親子で行動しているんだが、色んなトラップを仕掛けている。親が罠に掛かって、子供がそれぞれ逃げ、餌がとれずここで餓死したんじゃないかなあ」と含蓄のあるお言葉。
手厚く葬らせていただきました。
ところで、2年目のパイナップルに花がつきました。
この花は、80〜150個の小花の集合体で、下部から上部へと2〜3週間かけて開花し、結実して集合果となります。
パイナップルは、定植して果実を収穫するまで約2年を必要とします。
生育には、肥料を必要としますが、今回は、まったくの無肥料と無潅水、つまりまったく手間をかけない方法(雑草は取ります)で、どのように生育するか試しています。
パイナップルの花芽分化の最適条件はよくわかっていないのが現状だそうです。人工的に花芽を作る方法も確立されていますが、人工的なものは、どうも抵抗感があります。
パイナップルの増殖は、茎から発生する吸芽、果実の下部のエイ芽、果実上部の冠芽を使う方法があり、うまくやれば、エンドレスで栽培できます。
パイナップルの向こうには、アテモヤとチェリモヤとを植えています。
パインに寄ってくる訪虫花が、受粉をしてくれるからです。アテモヤなどの雌しべは、円錐形をしていて、人間の手で人工授粉させなければ、きれいな丸い果実にはなりません。虫が受粉させると、いびつな形にはなりますが、味は変わりません。
手間を出来るだけ省き、自然に任せることを目指しています。
この後、冠芽の成長点を取り除く作業を行い、7〜8月ごろ収穫となるはずです。
石垣島の酸性土壌を活かし、あまり甘すぎない自然のパイナップル!
楽しみですネエ。
先日、オーチャードフォレストに行ったとき、ララが突然ともうダッシュ。ハエがたかって、なにやら見慣れないものが横たわっていました。おそるおそるよく見ると、死んだ野生のイノシシの子供でした。
八重山では、野生のイノシシがいて、ときとき新聞に「イノシシの肉あります」と広告が出ています。先日とある料理屋で、イノシシの生の肉を食べましたが、とても美味しかったです。
死んだイノシシの子供は、シマウリに似ているので”うりんぼう”と石垣では呼ばれ、縞模様の体毛が体に沿って縦に生えており、大人よりも薄く黄褐色をしていて、とてもきれいです。
この縞模様は、授乳期を過ぎた生後約4か月程度で消えるそうです。
しかし、前日の夕方から、当日の朝までの間にうりんぼうが一人で、なぜ死んだのか?疑問が残ります。
体長は、約30cm弱、重さは3kgくらいでしょうか。
たまたま、ゆんたくに訪れた師匠に聞いてみると、
「イノシシは、親子で行動しているんだが、色んなトラップを仕掛けている。親が罠に掛かって、子供がそれぞれ逃げ、餌がとれずここで餓死したんじゃないかなあ」と含蓄のあるお言葉。
手厚く葬らせていただきました。
ところで、2年目のパイナップルに花がつきました。
この花は、80〜150個の小花の集合体で、下部から上部へと2〜3週間かけて開花し、結実して集合果となります。
パイナップルは、定植して果実を収穫するまで約2年を必要とします。
生育には、肥料を必要としますが、今回は、まったくの無肥料と無潅水、つまりまったく手間をかけない方法(雑草は取ります)で、どのように生育するか試しています。
パイナップルの花芽分化の最適条件はよくわかっていないのが現状だそうです。人工的に花芽を作る方法も確立されていますが、人工的なものは、どうも抵抗感があります。
パイナップルの増殖は、茎から発生する吸芽、果実の下部のエイ芽、果実上部の冠芽を使う方法があり、うまくやれば、エンドレスで栽培できます。
パイナップルの向こうには、アテモヤとチェリモヤとを植えています。
パインに寄ってくる訪虫花が、受粉をしてくれるからです。アテモヤなどの雌しべは、円錐形をしていて、人間の手で人工授粉させなければ、きれいな丸い果実にはなりません。虫が受粉させると、いびつな形にはなりますが、味は変わりません。
手間を出来るだけ省き、自然に任せることを目指しています。
この後、冠芽の成長点を取り除く作業を行い、7〜8月ごろ収穫となるはずです。
石垣島の酸性土壌を活かし、あまり甘すぎない自然のパイナップル!
楽しみですネエ。