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石垣島レモン

「石垣島レモン」のオーチャードの森
レモンの出荷
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    いよいよ、レモンの出荷を開始しました。

    春3月、花を咲かせ、蜂を呼び寄せ、蕾となったレモンは、
    燦々と輝く太陽と海渡る海風に育てられ、半年かけて緑の石垣島レモンとなりました。

    普通のレモンは、春・夏・秋に花を咲かせ、実を成らせる四季成りですが、
    石垣島レモン(品種名:マイヤーレモン:オレンジとの交配種)は、オレンジの形質を強く受け継ぎ、
    春に花を咲かせ、ゆっくりと熟成します。

    昨年は、病害虫に悩まされ、歩留まりは約半分程度だったのですが、
    今年は、冬の間に病害虫の対策を行い、歩留まりはまあまあです。

    毎年、毎年、気候条件が異なるので、レモンの樹を見ながら
    適切な対策を行わなければなりません。

    よく「知りたいことは樹が教えてくれる」と言いますが、
    本当にその通りです。
    大切なことは、じっと見守ることです。

    オーガニック栽培(有機栽培)を標榜としていますので、
    JAS有機法に基づき農薬を厳選し、しかも、できるだけ少なく散布します。

    発酵鶏糞を主に肥培管理をすると、瑞々しくジューシーな果実が得られます。



    一つ一つ丁寧に収穫。
    大地の恵み、小さな幸せをかみしめながらの収穫です。
    | トピックス | 17:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    ホスピタリティー
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      今年は、本当に台風のあたり年で、14号&15号の襲来です。

      先日、台風の合間を縫って、友達と西表にダイビングに行きました。


      ギンガメの群れ


      オニダルマオコゼ(背びれに猛毒)


      ヤシガニ(道路際にいました)




      西表には、上原港と大原港の二つの港があります。
      上原港は、いったん外洋に出るため、よく欠航となり、その時は、バスで大原港に行き、
      大原港から石垣に戻ります。
      今回も帰りは、台風の影響で上原港が欠航となり、大原港からの戻りとなりました。
      大原港から石垣島へは、ラグーンの中を走るため、ほとんど波がなく本当に台風が来ているのと思うほどです。

      さて、帰りの船の中で、友人が
      「しまった。靴を忘れた。どこに置いたんだっけ?」と数日前のことを必死に思い出そうとしますが、
      悲しからずや年のせいで、なかなか思い出ません。
      「もしかしたら、石垣港のトイレで着替えたのでそこに忘れたのかもしれん」
      「それなら、遺失物として取っておいてくれてるかもしれん」と私。
      「念のため、宿に連絡してみる。電話貸して」

      面倒なので自分の携帯は持ってこないのだと偉そうに言い放つのです。

      宿に電話して、靴(中に靴下をつっこんでいる)がおいていないかどうか。尋ねる友人。
      何とか見つかりました。
      悪運の強い友人です。
      着払いでの郵送を依頼し、電話を終えました。

      それから、数日後。
      「ちょっと!ちょっとぉ!!」と興奮した声で友人が電話をかけてきました。
      「靴を送ってきたんだけで。靴下が洗濯してあった。えらい親切だねぇ」
      と感心した様子です。
      私も、靴下を洗濯して送るなど・・前代未聞。
      なんという ホスピタリティーでしょう!!
      親切を通り越していますよねぇ

      友人が最後に「また行くから!!」
      私「・・・・」
      実のところ、あの、大酒飲みでヘビースモーカーの相手をすると思うとかなり憂鬱なのですが、そうは言えません。

      宿は、西表上原にある「うえはら館」です。
      上原には、1度行くと十年来通っているかのようなハートフルな「あけぼの館」
      さらに、西表最西端の白浜には、植物に詳しい女将のいる「金城旅館」。
      事前に丁寧にお願いすれば、植物の案内をしてくれるかも。
      などがあり、西表に行くときは、宿の選択に本当に困ってしまうのです。

      南の島の宿は、本当にアツイです。
      | トピックス | 15:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      コノハズク
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        朝、起きると防風ネットに茶色の物体が引っかかっています。

        実は、今年は、台風のあたり年で、1ケ月前から防風ネットを張ったままにしていたのです。
        ネットを外そうとすると、台風発生のニュース。
        今年は、防風ネットが、なかなか外せません。



        茶色の鳥って見かけないなー。
        近づくとばっさと激しく動いたんです。
        ネットに引っかかって死んでいると思いこんでいたので。
        もうびっくり。

        よく見ると、コノハズクです。
        体長は、20cm位。
        眼球がくるくると動きます。きれいな黄色の眼です。
        こんな近くで見たのは初めてです。



        コノハズクの体は、とても柔らかく、小さいんです。
        羽根は、すごく滑らか、とてもきれいです。
        爪は、鋭く、ギュッとネットを握り、嘴は、鋭角的に曲がっていて、かっこいいです。
        さすが、森の賢者さんですねぇ。

        森の賢者さんとは、ララ(ラブラドールレトリバー 5歳)と朝の散歩で時々、遭遇するんです。遭遇するのは、10日に1回くらいでしょうか。
        近くの大きな松の木で、2組のつがいだったり、1組だったり、1羽だったりとその時々で会うのは異なるんですが、いずれの場合も「森の賢者さん、おはよう」とあいさつする仲?です。


        そっと近づいて、触ろうとすると、激しく暴れます。
        「大丈夫だからね」優しく、そっと体を抱え、羽に傷がつかないように、ネットから外そうとするんですが、なかなか外れません。
        きっと激しく暴れたんでしょうね!!ネットに絡みついています。



        最初、激しく抵抗していたのに、私が助け出そうとしているのが分かったのでしょうか。動きを止めじっとしています。
        「すぐ外すからね!!」ついにハサミでネットを切ることにしました。
        格闘すること約15分。
        やっと外れました。

        大空へ、放ると、森の方へしっかりと羽ばたいて飛んでいきました。
        なんかとても幸せな、温かな気持ちになりました。
        「森の賢者さん、元気でね!!」

        さて、それから数日後のことです。
        妻がキッチンから
        「ちょっと、来て来て!!」と叫び、「あれあれ!!」と庭を指さします。

        窓からわずか5m位のところにイノシシの親子がいるではないですかぁ!!
        お父さんとお母さん、それに子供が6頭。
        みんな、丸々と太っています。
        仲良さそう!!寄り添っています。



        この季節、ガーデンではグアバがたわわに実っているので、デザートタイムでしょうか!!
        あわててカメラを向けると走り去ってしまいました。
        お尻しか映っていないんで、ごめんなさい。

        なんと、自然豊かな石垣島なんでしょう!!
        動物園の中で暮らしているみたいです。
        | トピックス | 17:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        植物の香り
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          今回は、植物の香りの話題です。

          以前のブログで、石垣島に自生する山葡萄について記述しました。
          石垣島の山葡萄は、多少酸っぱいものの、ジャムなどにするととても美味です。
          しかし、粒が小さく、収穫量が少ないのが欠点です。
          文献によれば、山葡萄には、雄木と雌木とがあり、他のブドウなど異なる花粉で交配することにより、粒が大きくなる可能性があるとのことです。

          そこで、山梨から暑さに強いブドウ、数種を取り寄せ、植えましたが、すべて失敗。
          原因は、意外なことでした。

          葉っぱが、すべて虫に食われてしまったのです。
          「うーん!!ショック」
          葉っぱがなければ、光合成ができず、植物は、衰弱し、枯れてしまいます。

          もちろん石垣島で自生している山葡萄の葉は、全く虫に食べられた跡はありません。


          山葡萄の葉

          そのまま放置。それから3年。
          ある時。ふとブドウの蔓を見ると、何と葉っぱが生えているではありませんか!!


          マスカットベリーAの葉

          植物には、様々な部位から色んな香が発生することが知られています。
          香には、受粉するため虫を引き付けることや、逆に害虫を忌避するための役割があるそうです。

          3年間の間に、マスカットベリーAは、食害を受けた害虫から身を守るために、石垣島の害虫に対する忌避香を出すようになったんでしょうか?!
          何という生命力!!
          すごいぞ。マスカットベリーA.
          圧倒的な植物の生きる力ですよね。

          葉っぱが生えたのは、マスカットベリーAのみ。
          この品種は、父方が、香と味のバリエーションに富んだヨーロッパ系品種。
          母方が、病害虫に強いアメリカ系品種。
          日本の高温湿潤な気候の中でも病気に強く、元気に紫黒色の大きな粒をたくさんつけるので知られていますよね。

          早速、誘引しました。



          来年、山葡萄がどのようになるのか、ならないのか。
          今から楽しみです。
          | 果樹 | 17:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          グァバ
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            今年は、台風のあたり年。
            台風が発生すると、進路を注目。
            知り合いとの挨拶は、台風の話題となります。

            大きな台風が来ても、石垣島ではめったに死者は出ません。
            台風が来れば、家の中でじっとしていて、畑を見に外に行く人などいないからです。
            自然の力がいかに強力なのか、皆よくわかっています。

            台風襲来への準備と後片付け。
            大変な作業となります。

            グァバに、たわわに実が付きました。



            早速、グァバジュースを作ります。
            いたって簡単。

            まず、熟れたグァバの収穫です。
            色の変わっているのが採れ時です。



            熟れたグァバを、水洗いし、四つに切ります。
            それをミキサーに入れ、少量のスポーツ飲料で撹拌します。
            ザルで濾して出来上がり。
            グァバのジュースは濃厚なので、ザルで濾すときスプーンでザルの表面をこするようにする必要があります。


            グァバは、鳥さんも大好き。
            たわわに成った実の半分は、鳥さんの分です。



            グァバの葉は、乾燥させてお茶にします。
            とても美味しんですよ。



            ポリフェノールたっぷりのグァバのジュースの完成です。
            | 果樹 | 17:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |