2012.10.29 Monday
シークワーサーの環状剥皮
台風17号の直撃を受け、傷も癒えぬオーチャードの森です。
台風の強風に強いシークワーサーは、唯一、何の影響もなく元気です。
やはり石垣島に自生している原種の果実は強いですねぇ。
同じシークワーサーでも、品種改良されているクガニは弱く、今にも枯れそうでかわいそう。
過日、このシークワーサーに環状剥皮を行いました。
環状剥皮とは、枝の周りをぐるっと形成層まで剥いてしまう作業です。
形成層の外側の師管を断ち切り、養分を枝にため、来年の春、花を咲かせます。
形成層の内側の導管は、傷つけていないので水分は枝に運ぶことができ、光合成を行えます。
養分が根に行かないので、全体の1/3位の枝を環状に剥きます。
慣れてくると簡単。芽かきバサミを使うとうまくいきます。
最後に、乾燥防止のためガムテープを巻きます。
この作業、同じカンキツでもレモンには全く必要なく、シークワーサーだけです。
もちろん、環状剥皮をしなくても花を咲かせ、実をつけますが、量は少なくなります。
環状剥皮すると多くの花が咲き実をつけます。
シークワーサーは、レモンと違って、花ぶるい(生理落果)もしません。
そのままにすると重さで枝が折れるので、摘果が必要です。
品種によって、栽培方法は全く異なります。
大事なことは樹が教えてくれます。
樹を観察し、学ぶ日々です。
台風の強風に強いシークワーサーは、唯一、何の影響もなく元気です。
やはり石垣島に自生している原種の果実は強いですねぇ。
同じシークワーサーでも、品種改良されているクガニは弱く、今にも枯れそうでかわいそう。
過日、このシークワーサーに環状剥皮を行いました。
環状剥皮とは、枝の周りをぐるっと形成層まで剥いてしまう作業です。
形成層の外側の師管を断ち切り、養分を枝にため、来年の春、花を咲かせます。
形成層の内側の導管は、傷つけていないので水分は枝に運ぶことができ、光合成を行えます。
養分が根に行かないので、全体の1/3位の枝を環状に剥きます。
慣れてくると簡単。芽かきバサミを使うとうまくいきます。
最後に、乾燥防止のためガムテープを巻きます。
この作業、同じカンキツでもレモンには全く必要なく、シークワーサーだけです。
もちろん、環状剥皮をしなくても花を咲かせ、実をつけますが、量は少なくなります。
環状剥皮すると多くの花が咲き実をつけます。
シークワーサーは、レモンと違って、花ぶるい(生理落果)もしません。
そのままにすると重さで枝が折れるので、摘果が必要です。
品種によって、栽培方法は全く異なります。
大事なことは樹が教えてくれます。
樹を観察し、学ぶ日々です。